2010-05-02[n年前へ]
■川の底からこんにちは
映画「川の底からこんにちは」から。
上がる上がるよ、消費税。
金持ちの友達、一人もいない。
来るなら来てみろ、大不況。
その時ゃ、政府を倒すまで。
夢や希望も持てない毎日を送る、まさしく現代の若者を象徴するかのような主人公の佐和子を含め、この映画に登場する様々な世代の人たちは閉塞感を抱えながら中途半端に生きてきた人ばかり。けれど人間らしくて、どこか私たちに似たところもある。
「人間のダメさや醜悪さ、ドロドロとしたものの向こう側にしか人間の魅力はないと思うんです。そこを通過していかないと、本当の幸福や愛は見えないと思う」
2010-07-04[n年前へ]
■「人の意地悪な部分とか汚い部分をまず受け止めないと」
「#336 川の底からこんにちは ~石井裕也監督インタビュー その2~」から。
「人の魅力を描こうとした時に、その人と会っていても、すぐには魅力ってわからないじゃないですか。その人の魅力を見つけるには、その人の意地悪な部分とか汚い部分をまず受け止めないと、美しい部分や愛おしいところも見つけられないと思うんです。だから、まずは汚い部分をちゃんと見ようということなんですよね」
最後の瞬間の直前まで、とても強い主人公、そしていろんな女性と男性が、心から魅力的な映画だった。
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