2009-11-09[n年前へ]
■罵倒的・批判的・懐疑的気分を抱きつつ上昇欲や絶望を飼いならす
高田里惠子「グロテスクな教養 (ちくま新書(539))」から。
斎藤美奈子は現在でも女性誌で得々と生き方やら恋愛やらを語るセレブたちを見ると、「正直、ケッってな気分にならないでもないけれど、情報自体は女性誌ならではのものもあって結構役に立つ」と言っているが、女性誌読者というのはたいてい、半分はそのように罵倒的・批判的・懐疑的気分を抱きつつ、半分は自分の上昇欲や絶望を飼いならしているのだろうと想像できる。
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