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2008-12-18[n年前へ]

「トンデモ計算」を生む原因 

 何かの現象の計算をし、最適解を得ようとしたときに、とんでもない結果が出てしまうことがある。とんでもない結果といっても、決して計算機がおかしいわけでなく、計算機を使う人間が「必要な条件・制限」を考えに入れていないために、とんでもない答えが出てくることがある。あるいは、計算結果の点においては「最高」の結果を与えるが、その点から少しでもズレてしまうと、とたんに不安定になる答えが出てきてしまったりする。

ワッツ&ベイヒル「ベース「ボール」の科学―ボールから目を離すな (数理科学ライブラリ)」を読んでいると、そんな失敗をしないためのアドバイスが書かれていた。

 科学的知識はわれわれの周りの世界に起こる出来事を説明し、多くの場合、物事のより良いやり方を予知するために用いられるが、それには問題意識と目標が十分に明確でなくてはならないのである。科学にとって興味のあるほとんどすべての問題は、互いに相反する要素を含むといってよい。

ワッツ&ベイヒル 「ベースボールの科学」
 互いに相反する要素の関係・効果を考えないと、トンデモな結果が出てしまう。それでは、相反する要素を見落とさないようにするにはどのようにしたら良いのだろう。

 現象を一つ一つ注意深く眺めていくしかないのだろうか。

ラクガキ








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