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2011-09-07[n年前へ]

「うるさい電車の車内放送」を避けるためのテクニック 

 電車に乗ると、過剰な音量で流されている車内放送に驚きます。駅と駅が離れている地方の路線では異なると思いますが、首都圏を走る電車ではのべつまくなしに車内放送が流れていて、「あ”〜うるさい〜!」と感じることしきりです。

 そんな時、頭上を見上げると頭の真上や正面真上にはいつも車内放送用スピーカーがあり、いつも「このスピーカーさえなかったらなぁ…なんでスピーカーのすぐ近くに座ってしまったのだろう?」と恨めしく間近にあるスピーカーをいつも見上げ続けてきました。

 しかし、考えてみれば「自分の真上にいつもスピーカーがある」というのは、少し変なような気がします。そこで、飛び乗った東急東横線 各駅列車車両を隅から隅まで眺め、一体スピーカーがどこにあるのかを確認してみました。確認した結果の図、車両のどこに車内放送用スピーカーがあるかを描いてみたのが下の図です。

 この図を描いてみて、「私は列車の中で隅っこの席に好んで座っていたけれど、そんな”隅っこの席”14/16=87.5パーセントの確率で間近にスピーカーがあったのだ!」ということに気づきました。隅っこの席には、(今日、確認した東急東横線の車両では)非常に高い確率で「真上・正面・すぐ横」のいずれかにスピーカーがあったのです。

 「鉄道車両内部の音響特性について」という(遠藤氏らによる)研究報告を読むと、スピーカーの近くと(少し)離れた席では、(身長ほどの160cmの高さですら)4dB程度も”車内放送が響く音量”が違います。4dB…されど4dBです。

 というわけで、今日見つけ出したのは「うるさい電車の車内放送」を避けるための

  • あえて、隅の席には座らず、7人掛け席の真ん中に座る
というテクニックです。なるべく静かな場所に座ろうと思うなら、(私が乗った東急東横線の車両では)7人掛けの席の中央に座るのが、一番スピーカーから離れることができる最適解である、というわけです。

 ちなみに、上の図にも書き入れたように、「車両の隅っこの特定側にある席=隅っこの席かつ静かな席」となっていました。…しかし、その他の路線の車両種によっては、この席の真上にスピーカーがあることも多いのです。…というわけで、その席に座ろうとするならば、席の真上を見上げスピーカーの有無を確認しなければならない・・・という落とし穴があるのです。いやぁ、奥が深いものですねぇ。

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