hirax.net::NotePCの発熱分布を比べてみたい::(1999.02.15)

NotePCの発熱分布を比べてみたい 

お熱いのがお好き SOME LIKE IT HOT

前回の「感温液晶でNotePCの発熱分布を可視化する」で行った方法を使って、色々なNotePCの発熱分布を調べてみたい。NotePCを使う際にはパームレストの「気持ち良さ」が重要であると思う。そのパームレスト周りのアッチッチ具合はパンフレットには載っていない。そこで、周りにあるNotePCのキーボード周りのアッチッチ具合を調べてみることにする。

本来ならば、各マシンへの負荷を一定にした状態での比較を行うべきだが、私のマシンでないものも多く、注文を多くするのも、ちょっと...というわけで、平等な比較にはなっていない。

それぞれの結果の見方は、青=温度が低い、赤=温度がちょっと高い、黄色=温度が高い、水色、もっと温度が高い、である。前回の手形の跡などを参考にしてもらいたい。

まずは、私もずっと愛用しているToshiba Libretto50である。このマシンは全くのノーマルである。前回のLibretto50は150MHz駆動であり、別のマシンである。動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。

Toshiba Libretto50

本来ならここに、Toshiba Portege320が入るのだが...

Toshiba Portege320
入院中
......................

次は、同じく、Toshiba Libretto100である。このマシンはずいぶんとアッチッチになっている。キーボードが全体的に熱くなっている。キーボードから熱を外に逃がしているのだろう。
動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。

Toshiba Libretto100

次はIBM ThinkPad235 (Chandra2)である。Chandra1も同様であるが、キーボードの右半分がずいぶんとアッチッチである。ハードディスクがある場所かな?
動いているアプリケーションはデータ収録ソフト。

IBM Thinkpad 235 (Chandra 2)

次がChandra1。メーカーは、あれ、どこだっけ?
動いているアプリケーションはエクスプローラのみ。

Chandra 1

前回も紹介したPanasonic Let'sNote mini。これもchandraと同じく、右側がアッチッチである。たしか、この機種は放熱板がその部分にあったような...
動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。

Panasonic Let'sNote mini
左側はLet'sNote miniのHDを入れ替える際に撮影した写真。右側に放熱板が見える。
パームレストの右側には何があるのか?

次は、鬼っ子FMV。まずは、FMV-5133。ここから下はA4以上のサイズとなる。
動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。

富士通 FMV-5133

次はFMV-5100。サイズが大きい機種になると、局所的なアッチッチというものは減少する。
動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。

富士通 FMV-5100

お次はSony Vaio PCG-707。大きいけれど、アッチッチ。キーボード左上にある熱い部分は一体何?
動いているアプリケーションはスクリーセーバのみ。ノートで何をセーブする?

VAIO PCG-707

PCだけでなく、Macintoshも、というわけでPowerBookG3。でかさと熱さには驚くばかり。とはいえ、確かに速い。動いているアプリケーションはグラフ計算機。

PowerBook G3

今回のような測定の場合、通常サーモグラフィーで温度分布を測定するのだが、家でやるにはかなり敷居が高い。それに比べて、感温液晶シートを乗せるだけのお手軽計測ならば簡単である。これからも、色々な測定を行う予定である。




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