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2009-06-15[n年前へ]

抒情の向こうに潜む絶望と希望 

 いしかわじゅんのマンガ書評集「漫画の時間 」から、西原理恵子の「はれた日は学校をやすんで 」に対しての言葉。

 この作品のほとんどは、確かにすぐれて叙情的なものばかりだ。しかし、もう一度涙をぬぐって読み直せば、そこに違うものも見える。表面的な美しい抒情の向こうに潜む、西原の恐ろしいほどの絶望と、それから胸の底にわずかにのぞく希望とが、読みとれるだろう。



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