2009-05-16[n年前へ]
■「靴の持主」を推理してみよう
シャーロック・ホームズはコナン・ドイルが作った名探偵ですが、「青いガーネット 」の中に、ホームズが帽子から帽子の持ち主を推理していく有名なシーンがあります。「この帽子の持主は・・・」とさまざまなことを言い当てていくのです。
さて、下の靴は普通の靴です。とはいえ、やはりシャーロック・ホームズならすぐに「持主がどんな人であるか」推理できるような気がします。あなたなら、一体、どんな推理をするでしょうか?少しだけ、ミステリの名探偵になったつもりで考えてみれば、一種の頭の筋トレになるかもしれません。
少なくとも、「利き腕」はすぐにわかるでしょう。この靴の持主は右利きです。左足のソールの削れ方、右足先の削れは、右利きで「ピッチング練習をしている」ことが明らかです。とはいえ、この靴はトレッキング・シューズですから、シューズを履き替えて野球をやっている、というほどではなさそうです。また、右足の甲が少し汚れています。ということは、右足の甲で何かを操つることが多い「聞き足が右足の人」であるようです。
・・・という具合に、行動パターン・生活・性格など、ホームズほどでなくとも、ある程度は推測ができます。さて、名探偵のあなたなら、一体どんな推理・プロファイリングをするでしょうか?
2020-08-30[n年前へ]
■市街地の高低を、アルプスをに見立てて尾根沿いに山歩き。
大都市周辺のベットタウンの住宅地、住宅地に隠れてる山脈や渓谷を「山歩き」
たとえば渋谷の道玄坂など、都市に「坂道」がたくさんあることでわかるように、大都市にも山や谷が残っています。それと同じように、あるいはそれ以上に、大都市の周辺に位置するベットタウンにも、山や谷があるものです。たとえば、右の画像は、標高を強調した横浜・新横浜周辺の3Dマップです。……今朝は、そんな市街地アルプスの尾根沿いに「縦断山歩き」をしてみることにしました。歩いてみたのは、新横浜近くにある「鴨居アルプス」です。
住宅トレッキングのコツは「ひたすらに高い尾根沿いを歩く」
市街地アルプスのコツはとても簡単。少しでも標高が高そうな方向に進み、どんな路地でも交差点でも、ひたすらに標高が高そうな方向に進むだけ。つまりは、ポール・グレアムが言う「風上を目指せ」と同じルールです。そんなルールに従っていると、たとえば右の写真のように、尾根沿いの道が見えてくるのです。
市街地アルプスから見える「大都会のビル」も格別な素晴らしさ
ひとたび、こんな山脈縦断コースに出たら、後は自動的に興味深い色んな風景に、自動的に出会うようになります。たとえば、右の写真のように、横浜のみなとみらい……つまりはかつての未来的な風景が、ベットタウンな住宅地の隙間から見えてきたりもします。
あるいは、路地を少し歩くだけで、反対側の住宅地の向こうに東京都心の高層ビル街が見えてきたりもするのです。今年、オリンピックがあるはずだった2020年のTOKYOが、少し寂しい色合いにも見えたりして、そんな景色を見ることができるのも、市街地アルプス山歩きの楽しい利点のひとつです。
尾根近くの谷には、不思議な秘境があったりも
市街地に位置するアルプスでも、少し尾根を離れるだけで、秘境的な不思議な場所が隠れていたりもします。たとえば、右の画像は、鴨居アルプスの尾根沿いに隠れていた、そんな奇妙な空間です。どうすれば辿り着くことができるかわからないような場所に、不思議な神社が隠れていたりもするのです。
自分が好きに決めた場所、そこが市街地アルプスの山頂という名のゴール地点
市街地アルプスの山頂は、自分が好きに決めれば良いものです。「ここが山頂と決めた」と自分が思った瞬間に、そこが市街地アルプスの縦断山歩きのゴール地点になります。……もちろん、その次の瞬間に「いや、あの先にある交差点を山頂にしよう!」と思ったならば、次の山頂ゴールはその場所に移動します。右の写真は、今朝の縦断山歩きで自分で決めた、鴨居アルプスの山頂です。
住宅地にある市街地アルプスを歩くのは、意外に楽しく新鮮なのかも、と思います。