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2008-02-09[n年前へ]

ウルフルズ『芸の花道』 第16回 あるべき姿 

 ウルフルズ『芸の花道』 第16回 あるべき姿

 バンドとは何なのかーー。
 それは、諦めきれないものの象徴、なのだと思う。理想が、物事の発端において、形として既にあるのだ。そしてそれは、時間の経過やまわりの環境の変化や心境の移り変わりなど、挙げればきりがないくらい様々な理由で、始まりから形を変え続ける。
 だからこそ、長くバンドをやり続ける者たちは、最初の形への憧憬を強く持つ。同時に、変わり続けなければならないという宿命も理解している。

2009-02-11[n年前へ]

強く生き抜くためのユニコーンのアドバイス 

 週刊SPA! エッジな人々 No.519 「ユニコーン」より、「力強く生き抜くための心構え的なアドバイスを頂ければ」というインタビュアの問いに対して「ユニコーン」が答えたこと。

阿部:僕はそうだな……努力するしかないかな、やっぱり。努力は絶対に裏切らないからね。あと、自分の意志と関係なく降りかかってくる余計なものは、一瞥して流す!

奥田:俺は……好きなことって、簡単に決めちゃダメなんじゃないか、と思うんですよ。「夢を持とう」というのはいい言葉ですけど、それが叶わなかったときに、「そもそもなんで俺はこの道が正しいと思ったんだ?」と考えてみる。

2009-07-09[n年前へ]

ウルフルズ 活動休止 

 ウルフルズ 活動休止ウルフルズが東京最後のライブ「やっぱり4人で音を出すのは楽しい」

2010-06-06[n年前へ]

憂歌団からレベッカまで、バンドはいつか解散するの? 

 十年以上前にバンド活動を休止した憂歌団、そのリード・ヴォーカルの木村充揮がしゃがれた声で歌う”CHE.R.RY”に聞き惚れる。声を重ねて一緒に歌いたくなる。

恋の始まり、胸がキュンと狭くなる。
いつまでも待っているから、
春の冷たい夜風に預けて、メッセージ。

 憂歌団の曲を久々に聴きたくなり、TSUTAYAに行く。そして、その勢いで、憂歌団がなぜ活動を休止したのだったっけ?という思いに駆られ、「バンド臨終図巻 」を読む。

 それは本当に「音楽性の違い」だったのか……? 全てのバンドの解散には必然があった。クレイジー・キャッツからビートルズ、フリッパーズ・ギター、羞恥心まで古今東西洋邦200バンドの解散の真相に迫る。
 冒頭で、ドラムを叩いているのは小田原豊。この本には、小田原豊がいたレベッカも、もちろん登場している。解散・活動休止宣言をしたバンドだけのはずだけれども、ありとあらゆるバンドがここに含まれている…かのように感じてしまうのは、「バンド」という絆が永遠に続くことはないからだろうか。

2015-08-23[n年前へ]

「音楽バンド解散理由」と「ベクトルの違い」 

 音楽バンドの解散理由を(エクセル嫌いなんだけど)エクセルシートに入力し、「解散理由」の比率円グラフの作成作業をする。その結果は、ダントツ一位の解散理由は「方向性の違い」というものだった。確かにワイドショーや雑誌記事でその言葉が挙げられる印象が強いけれど、確かにその通り「方向性の違い」がトップオブトップの解散理由だった。

 ただ、データ作成をしてみて、「そういう結果になるのは当たり前だな」とも思わされた。なぜかというと、「方向性の違い」というのは、「言い得て妙」な言葉だと実感させられたからだ。たとえば、メンバー間の(金銭関係や運営的にこれからどうすべきかということに対する)将来に対する意見の違いは、すべて「方向性の違い」で言葉で表されてしまうからだ。

 それだけでない。一番納得させられたのは、過去のヒット曲や経緯が生み出した「周囲のイメージ」と「今自分たちが向かいたい方向」の違いも、意外なほどに多くのバンドにおいて、そドの解散理由に挙げられていたからだ。そんな過去の自分たちが作り出したベクトルと現在の自分たちが持つベクトルの違い…それもおそらく「方向性の違い」という言葉で表されるに違いないからだ。

 過去から現在に向かう中で生じる意見の違いや向かうべきベクトル変化は、確かに「方向性の違い」という言葉で表現するのが自然なのかもしれない。



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