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2008-08-07[n年前へ]

パリス・ヒルトンは凄い 

 色んな雑誌を読んでみた。そのひとつが、「スキャンダラスでホットなセレブ情報誌」"GIRL'S GOSSIPS"(2008.September,9)だ。元祖セレブ・ゴシップガールという Paris Hilton の記事を眺めていると、これが不思議なほど面白い。ふとメモしたくなるようなパリス・ヒルトンの言葉を読んでいると、実に楽しくなる。

No matter what a woman looks like, if she's confident, she's sexy.

Paris Hilton

 その"she's confident"が、「他人の目」で生まれるか「自分の目」で生まれるか、というところがえてして堂々廻りしやすいわけで、それを"No matter ..."と言いきるあたりが、実に潔い。
 というわけで、パリス・ヒルトンとマドンナの"BITTER LOGICS"をメモしてみる。

Even how much I love somebody, I'm never try to act in front of him. To let him know what I am is what the relationship is all about.

Paris Hilton
But, I don't want easy. Easy doesn't make you glow.

Madonnna

GIRL'S GOSSIPSGIRL'S GOSSIPSGIRL'S GOSSIPSGIRL'S GOSSIPS






2009-10-09[n年前へ]

「漱石のマドンナ」という旅情ミステリ 

 人がいない屋外で読書をする、というのはとても気持ちが良いものです。リュックに軽い本を入れ、自転車に乗り人気ない気持ちの良い場所を見つけます。そして、ひとときの間、本を読みます。

 今日読んだ本は、河内一郎「漱石のマドンナ 」です。本書の半分は、大塚楠緒子と漱石について実証的に書かれ、残りの半分は、漱石が好感を抱いたと伝えられている「10人の女性」につい調べた結果が書かれています。

 これまで、漱石の”マドンナ”について書かれた本を色々読みました。そんな中でも、この本は旅情ミステリのように、「いつ・どこへ行った」「いつ、どこからどんな手紙を書いた」といったことが書き連ねられていて、不思議に心惹かれます。ミステリのプロットそのままに、まるで漱石とともに人生という名の地方旅行をしているような気になります。

 同年7月25日、漱石は群馬県の伊香保温泉に向かった。(中略)上野発午前7時25分、前橋着11時10分の列車に乗ったのはわかっているが、前橋から伊香保へはどのような経路で行ったかは不明である。
 この伊香保行きに、漱石の人生を決める決定的瞬間があると考えている。

 「漱石のマドンナ」は、リュックに入れるには少し重いような気もしますが、夏目漱石の本を(それとともに大塚楠緒子の著作についても)読み直してみたい人には一度読んでみても面白いと思います。

屋外で読書






2009-10-22[n年前へ]

「漱石のマドンナ」と「こころ」 

 河内一郎「漱石のマドンナ 」から。

 楠緒子は保治に対し、学者としては立派だが、心を理解してくれない型物の夫として不満をつのらせていたのではないだろうか。
 漱石は人の模倣が大きらいで、独創性を宗としてきた人である。それにもかかわらず、楠緒子だけ唯一の例外で、いくつかまねをしている。



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