2004-08-22[n年前へ]
■「温泉の科学」と「美人の湯」
「温泉」についてのニュースが多い今日この頃。色んな温泉の科学を読んでみるのも面白いはず。女性であれば、お肌が滑らかになるという「美人の湯」の謎にも興味が惹かれるかも。
ちなみに、「美人の湯」度のトップは奥熊野温泉と梅香丘温泉で、いずれも和歌山県である。美人になりたければ、和歌山へ温泉旅行をするに限る?
2008-03-13[n年前へ]
■武藤鉦製薬「610ハップ」で温泉気分
温泉気分に浸ることができる「温泉の素」というものはたくさんある。けれど、「温泉気分」に浸ることはできても、「温泉泉質」に浸ることができるものは実はほとんどない。たとえば、温泉の成分の代表格である「硫黄」が入っている「温泉の素」はあまりない。いや、実際には、ほとんどない。
しかし、数少ない本当の「温泉泉質」を楽しむことができるのが、武藤鉦製薬株式会社の「610ハップ」だ。主成分はほぼ硫黄と消石灰……という、まさに自然の温泉成分そのまま、である。売れ筋商品ではないと思うけれど、薬局に行けば、きっと棚の片隅においてあると思う。
この「温泉の素」がどれだけ本当の「温泉の素」かというと、数年前の「白骨温泉の温泉(白濁)偽装問題」で使われた「温泉の素」がこの武藤鉦製薬株式会社の「610ハップ」であった、ということを聞けばわかると思う。白骨温泉のお湯が白濁しなくなってしまったとき、困った温泉旅館が使ったのが、この「610ハップ」だからである。つまり、老舗の白骨温泉の温泉旅館も認めた「温泉の素」が「610ハップ」だった、ということである。
「610ハップ」はボトルに入っているときは赤褐色の液体だが、これをお湯に少し(大サジ2杯程度)たらすとお湯はどんどん白濁していく。そして、回り一体は硫黄の匂いに包まれる。……一言でいってしまえば、近所迷惑の「温泉の素」でもある。しかし、その温泉効果は抜群だ。ニキビも消えるし、お肌は間違いなくスベスベになる。何しろ温泉気分のイメージだけでなく、硫黄大量投入の本物温泉泉質なのだから。
ちなみに、本物温泉・硫黄大投入の薬品だから、浴槽や周辺金属はあっという間に黒ずみ、劣化していく。……というわけで、使うにはある程度の覚悟が必要な「温泉の素」である。しかし、500円でお釣りがくる安上がりな「本当の温泉の素」でもある。もしも、知らない人がいたら、お勧めしたい(けれど、匂いや金属の腐食など覚悟もいる)のが武藤鉦製薬株式会社の「610ハップ」だ。
2008-11-26[n年前へ]
■温泉の匂いを味わえるムトウハップ(六一○ハップ)が消える。
「温泉の匂いを味わえる温泉の素、武藤鉦製薬のムトウハップ(六一○ハップ)が消える」というニュースが流れていた。
赤褐色の液体を浴槽の中に入れると、次第に白濁していくようすは見ていてとても不思議に綺麗で、しばらくして広がってくる硫黄の匂いは、まさにどこかの温泉に旅行しているような気分にさせられた。
「匂い」というものは、首をかしげたくなるくらい、記憶やイメージと直結している。ムトーハップが作る匂いと白濁した湯は完璧に「温泉のイメージ」を再現してくれた。温泉の匂いを味わえる六一○ハップが消えた。