2008-04-22[n年前へ]
■桜が散っている小さな神社の景色を描く
「透明下敷きボード」と「原始的"Mixed Reality"」と同じようにして、桜がずっと散り続けている小さな神社を描いてみる。そんな古い道沿いの景色をなぞってみる。
2010-09-18[n年前へ]
■巫女さんは「茶髪禁止」
お正月に向けて「巫女さん」を募集する立て看板を見かけました。眺めてみると、そこには「高校生不可・茶髪不可」と書いてあります。そうか、この神社にいる巫女さんたちは「茶髪禁止」だったのか、そう言われてみれば、ここにいる巫女さんたちはみんな黒髪だったような気がする、と考えたのでした。
誰もいない神社の杜の中で、木に囲まれた空を見上げると、周りの時間から遊離したような不思議な心地になります。京都I.C.にあるラブホテルでバイトしながら、駐車場の入口にあるビニールの暖簾の向こうからやってくるカップルwを待ちながら、昼の2時・3時に駐車場から空を見上げ、暖簾の向こうやコンクリートの塀の向こうにある周りの時間とは別の世界にいるように感じたことを思い出します。
年末から正月の神社で、「茶髪禁止」の(おそらく黒髪限定の)巫女さんたちは忙しく人を迎えるのでしょう。ビニールの暖簾ならぬ、神社の入口の鳥居をくぐり訪れる参拝客を迎える、巫女さんたちには、空を仰ぎ見る時間はないのでしょうか。
2011-01-01[n年前へ]
■「絵馬」と"Twitter"
元旦の神社は絵馬を書く人であふれている。その一方で、Twitterやその類いのサービスを使って「つぶやく」人もあふれてる。そんな絵馬とつぶやきにまつわる言葉をふたつ。
…奉納されている他人の絵馬が興味深い。twitter に通底する何かがある。皆それぞれの思いを持って毎日を生きている。
陰気な男でいいですか?
…思い出したのは、hiraxさんの絵馬のエピソード 当時はホームページ書いててもそんなに反応とかなく、どこか諦観した感覚があったなー、と。
インターネットは全世界で見れる可能性はあっても、実際は場末のホームページはPVが1桁で掲示板も閑古鳥とかで。で、現在はSNSとかTwitterもそうだけれど、気軽に反響があったり感想をもらったりできて、「絵馬」のような捉え方はしなくなった。
良いことではあるんだけども、そのとき感じた気持ちも忘れないようにしないとな、と改めて思ったり。
rikuo (rikuo) on Twitter
2020-08-30[n年前へ]
■市街地の高低を、アルプスをに見立てて尾根沿いに山歩き。
大都市周辺のベットタウンの住宅地、住宅地に隠れてる山脈や渓谷を「山歩き」
たとえば渋谷の道玄坂など、都市に「坂道」がたくさんあることでわかるように、大都市にも山や谷が残っています。それと同じように、あるいはそれ以上に、大都市の周辺に位置するベットタウンにも、山や谷があるものです。たとえば、右の画像は、標高を強調した横浜・新横浜周辺の3Dマップです。……今朝は、そんな市街地アルプスの尾根沿いに「縦断山歩き」をしてみることにしました。歩いてみたのは、新横浜近くにある「鴨居アルプス」です。
住宅トレッキングのコツは「ひたすらに高い尾根沿いを歩く」
市街地アルプスのコツはとても簡単。少しでも標高が高そうな方向に進み、どんな路地でも交差点でも、ひたすらに標高が高そうな方向に進むだけ。つまりは、ポール・グレアムが言う「風上を目指せ」と同じルールです。そんなルールに従っていると、たとえば右の写真のように、尾根沿いの道が見えてくるのです。
市街地アルプスから見える「大都会のビル」も格別な素晴らしさ
ひとたび、こんな山脈縦断コースに出たら、後は自動的に興味深い色んな風景に、自動的に出会うようになります。たとえば、右の写真のように、横浜のみなとみらい……つまりはかつての未来的な風景が、ベットタウンな住宅地の隙間から見えてきたりもします。
あるいは、路地を少し歩くだけで、反対側の住宅地の向こうに東京都心の高層ビル街が見えてきたりもするのです。今年、オリンピックがあるはずだった2020年のTOKYOが、少し寂しい色合いにも見えたりして、そんな景色を見ることができるのも、市街地アルプス山歩きの楽しい利点のひとつです。
尾根近くの谷には、不思議な秘境があったりも
市街地に位置するアルプスでも、少し尾根を離れるだけで、秘境的な不思議な場所が隠れていたりもします。たとえば、右の画像は、鴨居アルプスの尾根沿いに隠れていた、そんな奇妙な空間です。どうすれば辿り着くことができるかわからないような場所に、不思議な神社が隠れていたりもするのです。
自分が好きに決めた場所、そこが市街地アルプスの山頂という名のゴール地点
市街地アルプスの山頂は、自分が好きに決めれば良いものです。「ここが山頂と決めた」と自分が思った瞬間に、そこが市街地アルプスの縦断山歩きのゴール地点になります。……もちろん、その次の瞬間に「いや、あの先にある交差点を山頂にしよう!」と思ったならば、次の山頂ゴールはその場所に移動します。右の写真は、今朝の縦断山歩きで自分で決めた、鴨居アルプスの山頂です。
住宅地にある市街地アルプスを歩くのは、意外に楽しく新鮮なのかも、と思います。