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2008-01-21[n年前へ]

「ちりとてちん」と「臭豆腐」 

「ちりとてちん」に出てくる人物はみな小さい、せこい、しょうもない人間だ。落語に出てくる人間は皆そうだ。おかしな人間が一生懸命生きている。

  徒然亭草々 「ちりとてちん」

 少女マンガ風に話が流れるNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」が、なかなか面白い。この「ちりとてちん」というタイトルは、暑い盛りに「腐った豆腐を情けない男に食べさせる落語」からとられている。この「ちりとてちん」に瓜二つな料理に「臭豆腐」というものがある。臭豆腐は、発酵汁に豆腐を漬け込んだものである。臭豆腐は、腐った豆腐ではないのだけれど、表面に薄緑色のカビが生えた豆腐状のものが強烈に「臭い」を放つ、というとんでもない食べ物である。以前、「料理の科学」を考えるために(通信販売で手に入れた臭豆腐を)食べたことがある。食べようとする瞬間に臭いだけでなく、食べたあともその匂いが意図せず鼻の奥に蘇る…という思わずポロリ涙がこぼれてくる「リアクション芸人養成ギブス」のような匂いだった。

情けなくてもええねん
苦い涙もええねん
ポロリこぼれてええねん
ちょっと休めばええねん
フッと笑えばええねん
意味が無くてもええねん
それでええねん
それだけでええねん

 トータス松本 「ええねん」

2013-08-06[n年前へ]

「豆腐」と「おっぱい」 

 右の写真、皿の上に乗った豆腐に指を当てているように見えます。一体なぜこんなことになったのか…それは数分前に遡ります。

 飲み屋で「おっぱいのヤング率のオーダーが10の4乗パスカル程度なんですよね〜」という話をしていると、「えっ?そんなに柔らかい?」という声が上がりました。…その言葉は、(ヤング率の値で、柔らかさがすぐに実感できるのなんて…ある意味凄いぞ!?と感じさせつつ)当然のごとく「一体何を基準に”柔らかすぎ”なんて言えるんだー!?」とツッコミが入ります。…ちなみに、「そんなに柔らかい?」と思わずもらした人いわく、「だってゴムのヤング率が10の6乗くらいだから…」と呟きます。…念のために書きますが、おっぱいはゴムではありません。

 その後、「豆腐のヤング率は10の3乗パスカルくらいなんだからさ〜」という話になった時、飲み屋さんの店主が「はいよっ」と豆腐を瞬時のアドリブでテーブルに出してきたわけです。…もちろん、男どもがしたことは、豆腐のヤング率を(おっぱいとの比較を夢想しつつ)指で確認しているという・・・そんな風景です。

「豆腐」と「おっぱい」








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