2009-07-10[n年前へ]
■ハブダイナモ(発電機)の「歴史」と「性能比較」と「疑問がひとつ」
ライト用の発電機が車輪の中に設置されている、いわゆる、ハブダイナモ(発電機)の歴史と発電(変換)効率を知りたくなった。ネット上での情報を眺めてみると、たとえば「自転車の歴史、発電機」などに記載がされていて、時速15kmでおよそ70%の発電効率(発電電力/消費電力)が得られる(速度が速くなるほど発電効率は低下する)、とある。そして、自転車用の発電機という言葉を聞いて(今でも)いちばん最初に頭に浮かぶ、タイヤやリムに横から押し付けるタイプでは、発電効率はおよそ35%程度だという。
各社のハブダイナモ(発電機)や(昔ながらの)の発電電力や車輪を回すのに必要な電力などを測定したデータを、たとえばTesting the Efficiency of Generator Hubsといった資料から読むことができる。こんな資料を眺めてみると、実に勉強になって面白い。ただ、非常に奇妙に思えるのが、ハブダイナモのShimano HB-NX32が負荷がある時(ライト点灯時)の方が、無負荷の時(ライトを消した時)より車輪を回すのに必要な電力が大きい!?ということである。なんで?・・・と、頭の中にハテナマークが浮かんでしまう。
「なぜ、そんなことになっているのか自転車に詳しい人に聞いてみたい」というのが、今日一番知りたい疑問だ。
2009-07-17[n年前へ]
2012-01-13[n年前へ]
■(冷めた)USBあったかアイウォーマー2を「熱いヤツ」にしてやるぜ!
USBポートに繋げば「目の上に乗せれば、蒸しタオルを乗せた時と同じように気持ち良くなる」という売り文句のサンコー「USBあったかアイウォーマー2」を、疲れ目対策のために買ってみました。
しかし、使ってみた感想は、「(スイッチを入れたはずなのだから)暖かくなってるはずだよな?かすかに暖かくなってるかな?むしろ全く暖かくないような…」?という具合で、心頭滅却して精神集中しないと、暖まっているのすらわからない程度です。つまり、ほぼ暖まらないのです。
そこで、このほとんど暖まらないサンコー「USBあったかアイウォーマー2」を、適度に熱くなるように改造してみることにしました。
まずは、ハサミで端っこを切り開きます。そして、中身を確認してみると、発熱線を適度に這い回した発熱シートが入っています。 発熱シートの電気抵抗を計ってみると、ほぼ10Ωです。 つまり、USBの最大供給電力2.5W(=5V×5V/10Ω)をピッタリ使い切る設定です。
ちなみに、発熱の程度を変化させる強弱スイッチがありますが、これは「弱」の時には抵抗がはさまることで、発熱体への分配電圧が2.5V程度になるというだけのものです。ですから、機器としての消費電力が変わるわけではありません。
消費電力といえば、この「USBあったかアイウォーマー2」の加熱能力は、USB給電の定格である2.5W=毎秒0.6カロリー弱を発生させることができる、というだけのものです。ということは、100ccの水の温度を20℃上げるにすら1時間かかっても難しそう…という程度です。
そこで、手持ちのACアダプタを「サンコーのUSBあったかアイウォーマー2」に繋いで、10V弱を給電してみました。つまり、定格の4倍近い10ワットの電力で発熱させてみたのです。クールでニヒルで冷めたいUSBあったかアイウォーマー2を熱いヤツにしてやる!というわけです。
この(通常比3倍の”赤い彗星”をも上回る)4倍ブーストモードにしてやると、発熱体はあっという間に暖かくなっていきます。そして、60秒もしないうちに70℃近くに達しました。・・・これなら、アチアチなスチームタオルの代わりの「アイウォーマー」として使うことができそうです。