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2012-01-13[n年前へ]

(冷めた)USBあったかアイウォーマー2を「熱いヤツ」にしてやるぜ! 

 USBポートに繋げば「目の上に乗せれば、蒸しタオルを乗せた時と同じように気持ち良くなる」という売り文句のサンコー「USBあったかアイウォーマー2」を、疲れ目対策のために買ってみました。

 しかし、使ってみた感想は、「(スイッチを入れたはずなのだから)暖かくなってるはずだよな?かすかに暖かくなってるかな?むしろ全く暖かくないような…」?という具合で、心頭滅却して精神集中しないと、暖まっているのすらわからない程度です。つまり、ほぼ暖まらないのです。

 そこで、このほとんど暖まらないサンコー「USBあったかアイウォーマー2」を、適度に熱くなるように改造してみることにしました。

 まずは、ハサミで端っこを切り開きます。そして、中身を確認してみると、発熱線を適度に這い回した発熱シートが入っています。 発熱シートの電気抵抗を計ってみると、ほぼ10Ωです。 つまり、USBの最大供給電力2.5W(=5V×5V/10Ω)をピッタリ使い切る設定です。

 ちなみに、発熱の程度を変化させる強弱スイッチがありますが、これは「弱」の時には抵抗がはさまることで、発熱体への分配電圧が2.5V程度になるというだけのものです。ですから、機器としての消費電力が変わるわけではありません。

 消費電力といえば、この「USBあったかアイウォーマー2」の加熱能力は、USB給電の定格である2.5W=毎秒0.6カロリー弱を発生させることができる、というだけのものです。ということは、100ccの水の温度を20℃上げるにすら1時間かかっても難しそう…という程度です。

 そこで、手持ちのACアダプタを「サンコーのUSBあったかアイウォーマー2」に繋いで、10V弱を給電してみました。つまり、定格の4倍近い10ワットの電力で発熱させてみたのです。クールでニヒルで冷めたいUSBあったかアイウォーマー2を熱いヤツにしてやる!というわけです。 

 この(通常比3倍の”赤い彗星”をも上回る)4倍ブーストモードにしてやると、発熱体はあっという間に暖かくなっていきます。そして、60秒もしないうちに70℃近くに達しました。・・・これなら、アチアチなスチームタオルの代わりの「アイウォーマー」として使うことができそうです。

「(暖かくない)USBあったかアイウォーマー2」を「熱いヤツ」にしてやるぜ!「(暖かくない)USBあったかアイウォーマー2」を「熱いヤツ」にしてやるぜ!「(暖かくない)USBあったかアイウォーマー2」を「熱いヤツ」にしてやるぜ!「(暖かくない)USBあったかアイウォーマー2」を「熱いヤツ」にしてやるぜ!






2013-01-03[n年前へ]

箱根駅伝の途中棄権を生む「冬の強風は痩せ型に厳しい」理由 

 『箱根駅伝の途中棄権を生む「冬の強風は痩せ型に厳しい」理由』を書きました。

  発熱量は1乗に比例し・放熱量は0.4乗に比例…ということは、(同じ体重で)体重が増えると発熱量の方が放熱量より遙かに多いけれど、体重が少ない痩せ型にとってはそうでない、ということになります。

箱根駅伝の途中棄権を生む「冬の強風は痩せ型に厳しい」理由






2013-01-14[n年前へ]

データセンター空調への「人体の影響」を計算してみよう!? 

 データセンター空調に対する「人体の影響」について考えてみました。つまり、人がデータセンターに入ることで、どの程度空調設備に影響を与えるか?ということについて考えてみました。

 人は1日1600kcalくらいカロリーを食べ・消費します。…ということは、24時間で1600kcalを消費し・1600kcalに相当する熱量を発するということになります。24時間で1600kcalということは、1秒あたりに換算すると、発熱量は80W弱になります。

 そしてまた、呼吸と皮膚蒸発による水蒸気放出は1日約1リットル程度ですが、この湿気を取るために必要とされる気化熱の量を1秒あたりに換算すると約30Wとなります。

 つまり、合わせて1人あたり80W+30W=110W程度が、人体がいることで温度・湿度を一定に保つために帳尻を合わせなければならないエネルギー量です。人が発する熱量(80W)と人が出す水分の影響量(30W)でトータル100W少し…。

 ワット数で眺めてみると、人の影響は多いような・少ないような…不思議な気持ちになってきます。小さなコンピュータと同じくらい、昔の白熱電球と同じくらい…、そんなワッテージが人が与える影響なんですね。

2014-02-25[n年前へ]

「動物学」とか「人類学」とか、何かの「価値」とか「力」とか 

 もう全く時間がなさ過ぎで(けれどお仕事たまりまくりで)リンダ困っちゃう…というわけで、最近のつぶやきをまとめてみる。

 ヒトの脳をフルに回転させると最大発熱量が43Wくらい、Core i7 2.5 GHzくらいか…。血液でガンガン液体冷却しないと、あっという間の頭アッチッチで熱暴走ブルースクリーンだ。
 「締め切り前が襲ってくると120%の力をオレは発揮できる!」というGORO man さんの tweet を読む。「そういうものかも」と思いつつ連想したことが、生物の進化における「前適応」…その締めきり前に、120%−100%=20%の何かの力を(締めきり前の時点で)獲得して蓄えてたいたんじゃないかと思う。
 で、たとえば進化途中の人類が、寒冷化などで生活困難になる環境をどう乗り越えてきたかというと、その前に獲得していた能力を(その環境を乗り越えるために)上手く活用してきた…という具合。そして、そんな何度も繰り返された「火事場 by GORO manさん」ならぬ寒冷期が来るたびに、人類は大きく進化と飛躍を続けてきた…とか。
 だから、というわけじゃないけれど…たとえば「技術や産業や市場構造が変わる!」なんていう時代が訪れている時は、その瞬間から何をするかが問題ではなくて、その前に獲得した「何か」があるかということが、多分大切なんだろうと思う。
 「京大動物学教室の名物教授にして滋賀県立大学初代学長だった故日高博士」…という名前をきっかけに思い出したのは、日高先生の動物学レポート課題「クジラは魚類か哺乳類か、考えを述べよ」
 あれは深い課題だよなぁ…と繰り返し思う。(続く)
「クジラは魚類か哺乳類か、考えを述べよ」という問題は、「何のために(どう)動物分類をするのか、キミ自身の動物分類学を構築せよ。そして、何のためにキミの動物分類学は存在しうるのか、その意味・価値を(キミ自身の存在をかけて)他人が納得しうるよう主張せよ」という問題だったんじゃないか…と思う。



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