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2010-10-24[n年前へ]

魚も寝る時はベットの上で!? 

 大きな水槽の中を泳ぐ大小さまざまな魚たちを見ているとき、ふと目の前の景色のどこかに何か違和感を感じました。一体、どこが「おかしい」のだろう?と思いつつその原因を探してみると、「水槽の端の台の上に寝そべり動かない魚たち」にあることに気づいたのです。まるでベットの上でグーグーと高いびきをかきながら寝ているかのように、かなりの数の魚たちが休んでいるのです。

 人と同じように、魚も寝る時はベットの上で休むのでしょうか?水底にある砂の上ではなくて、少し小高い台の上で寝る習性でもあるのでしょうか。それとも、この風景は決して一般的なものではなくて、ほんの偶然のできごとなのでしょうか。

 水族館に行くのが好き、という人が多いように思います。そんな水族館フリークの人たちであれば、こんな魚たちのさまについて「なにをしているのか」「そんなことをなぜするのか」といったことについて、詳しく話してくれそうな気もします。

魚も疲れて寝る時はベットの上を選ぶのでしょうか。それとも、あの魚たちは別に寝ているわけではないのでしょうか?

魚も寝る時はベットの上で!?






2010-10-25[n年前へ]

飛行機もたまには眠りたい!? 

 水族館で「まるでベットの上で眠っているかのように、魚たちが休んでいる」ようすを眺めた夜、テレビを眺めていると羽田新国際ターミナル開港のニュースが取り上げられていました。そして、どのチャンネルでも、それと同時に格安航空会社の仕組みを解説していました。

 テレビ画面に映し出される「飛行機が到着するやいなや、すぐに次の出発準備をし、時間を置かずまた飛び立って行くようす」を眺めていると、これは「ラブホテルの清掃バイトで、部屋の回転率を高めることが最重用視されていた」のと同じだなぁ、などとと思い、そしてまた、人も大変だけれども働き続ける飛行機も大変そうだな、と感じたのです。

 そんな気持ちになり、ふと、停まっている飛行機が見える場所に行ってみると、飛行場にたたずむ飛行機の姿が、水槽の片隅で休む魚と瓜二つに見えてきました。大きな魚・小さな魚・・・じゃなかった、大きな飛行機や小さな飛行機たちが、ゴロリと横たわる胴体から小さなヒレ(翼)を伸ばし、そして、寝ているように見えるのです。魚と飛行機は、眺めれば眺めるほど、形がそっくりに見えてくるのです。

 そう考えてみると、水も流体・空気も流体、魚も飛行機もどちらも同じ流体の中を自由に進む仲間のようなものです。ちょっとだけレイノルズ数が違う・・・そんな程度の差しかないのです。

 そして、今は空を飛んでいる鳥たちだって、ほんの数億年前のことを思い出してみれば、水の中を泳いでいた魚だったわけです。そう考えれば、飛行機と魚がとても似ているのも当たり前、という気がしてきます。

 羽田空港の新国際ターミナルは、浜松町から15分くらいとテレビで言っていたような気がします。空を飛ぶ魚が少し体を休めている姿を眺めに、ほんの少し足を伸ばしてみるのも、新鮮かもしれません。さて、冒頭右側に貼付けた画像は、飛行機が幻想的に魚に姿を変えるという押井守「迷宮物件」です。

飛行機もたまには眠りたい!?






2014-02-25[n年前へ]

「動物学」とか「人類学」とか、何かの「価値」とか「力」とか 

 もう全く時間がなさ過ぎで(けれどお仕事たまりまくりで)リンダ困っちゃう…というわけで、最近のつぶやきをまとめてみる。

 ヒトの脳をフルに回転させると最大発熱量が43Wくらい、Core i7 2.5 GHzくらいか…。血液でガンガン液体冷却しないと、あっという間の頭アッチッチで熱暴走ブルースクリーンだ。
 「締め切り前が襲ってくると120%の力をオレは発揮できる!」というGORO man さんの tweet を読む。「そういうものかも」と思いつつ連想したことが、生物の進化における「前適応」…その締めきり前に、120%−100%=20%の何かの力を(締めきり前の時点で)獲得して蓄えてたいたんじゃないかと思う。
 で、たとえば進化途中の人類が、寒冷化などで生活困難になる環境をどう乗り越えてきたかというと、その前に獲得していた能力を(その環境を乗り越えるために)上手く活用してきた…という具合。そして、そんな何度も繰り返された「火事場 by GORO manさん」ならぬ寒冷期が来るたびに、人類は大きく進化と飛躍を続けてきた…とか。
 だから、というわけじゃないけれど…たとえば「技術や産業や市場構造が変わる!」なんていう時代が訪れている時は、その瞬間から何をするかが問題ではなくて、その前に獲得した「何か」があるかということが、多分大切なんだろうと思う。
 「京大動物学教室の名物教授にして滋賀県立大学初代学長だった故日高博士」…という名前をきっかけに思い出したのは、日高先生の動物学レポート課題「クジラは魚類か哺乳類か、考えを述べよ」
 あれは深い課題だよなぁ…と繰り返し思う。(続く)
「クジラは魚類か哺乳類か、考えを述べよ」という問題は、「何のために(どう)動物分類をするのか、キミ自身の動物分類学を構築せよ。そして、何のためにキミの動物分類学は存在しうるのか、その意味・価値を(キミ自身の存在をかけて)他人が納得しうるよう主張せよ」という問題だったんじゃないか…と思う。



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