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2011-10-26[n年前へ]

「パックの卵」は「お尻」が上になっている!? 

 卵(ニワトリの卵=鶏卵)は「パック」で買うのが普通です。12個入りパックや10個入りパック、あるいは、6個入りパックをスーパーなどで買ってくることが多いのではないでしょうか?

 スーパーで卵パックを眺めていると、卵パック内の卵すべてが「お尻」を上に向けていることに気づきました。つまり、どの卵も、「尖っていない丸みの大きい方」が真上になるようにパックの中に入れられていたのです。

 卵の中には、産卵後、殻を通して空気がお尻部に入り「気室」ができます。卵を保存する時、この気室が上になるように保管しておく方が鮮度が高く保つことができる、という考え方があることから、パックの中の卵は、すべて「(気室がある)お尻」を上に向けるようにパックの中に入れられていた、というわけです。

 卵の鮮度が置き方によりどのように変わるかは実際のところわかりません。しかし、卵のパック工場から、スーパー店頭、そして自分の家の冷蔵庫に至るまで、鮮度を高く保つために、たまごが「お尻を上に向ける」ようにという考え方・工夫がされていることを知る、というのは何だか少し「新鮮」です。食べ物が並ぶスーパー店頭には、一体どれだけの「工夫」が並んでいるのでしょうか。

「パックの卵」は「お尻」が上になっている!?「パックの卵」は「お尻」が上になっている!?






2013-11-21[n年前へ]

マダガスカル象鳥の卵10kgなら、卵1個から「卵焼き83人分」が作れます!? 

 「数値でみる生物学(生物に関わる数のデータブック)」を読んでいると、カイチュウの染色体数が「たった2個!」だとか、ゾウの妊娠期間が660日(2年弱!)といった、驚くべき・面白い数字が並んでいます。そんな数値の中に、マダガスカル象鳥の卵は「重量が10kg」というものがありました。…10kgと言われても、何だか実感が沸きません。そこで、日常の生活で食べる「鶏の卵」の大きさを基準にして、マダガスカル象鳥の卵の大きさを体感してみることにしました。

 M サイズの卵は「パック中の鶏卵1個の重量が58グラム以上、64グラム未満であるもの」となっています。つまり、一個約60グラムです。ということは、10kgのマダガスカル象鳥の卵なら(通常の鶏卵基準にすると)167 個分になります。たとえば、卵焼きを「鶏卵2個/1人前」で作るなら、(マダガスカル象鳥の卵1個から)83人分の卵焼きを作れることになります。

 とはいっても、マダガスカル象鳥の卵で卵焼きを作るには、当然「それ相応に大きなフライパン」が必要になります。卵焼きの厚みを5mmくらいとして、卵の比重を大雑把に1グラム/cm^3としてみると、83人分の卵焼き(10kg)はおよそ直径160cmくらい。

 …といった、「数値でみる生物学(生物に関わる数のデータブック)」を眺めていると、色んな想像をしてみたくなります。



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