hirax.net::inside out::2011年10月26日

最新記事(inside out)へ  |   年と月を指定して記事を読む(クリック!)

2011年9月 を読む << 2011年10月 を読む >> 2011年11月 を読む

2011-10-26[n年前へ]

「パックの卵」は「お尻」が上になっている!? 

 卵(ニワトリの卵=鶏卵)は「パック」で買うのが普通です。12個入りパックや10個入りパック、あるいは、6個入りパックをスーパーなどで買ってくることが多いのではないでしょうか?

 スーパーで卵パックを眺めていると、卵パック内の卵すべてが「お尻」を上に向けていることに気づきました。つまり、どの卵も、「尖っていない丸みの大きい方」が真上になるようにパックの中に入れられていたのです。

 卵の中には、産卵後、殻を通して空気がお尻部に入り「気室」ができます。卵を保存する時、この気室が上になるように保管しておく方が鮮度が高く保つことができる、という考え方があることから、パックの中の卵は、すべて「(気室がある)お尻」を上に向けるようにパックの中に入れられていた、というわけです。

 卵の鮮度が置き方によりどのように変わるかは実際のところわかりません。しかし、卵のパック工場から、スーパー店頭、そして自分の家の冷蔵庫に至るまで、鮮度を高く保つために、たまごが「お尻を上に向ける」ようにという考え方・工夫がされていることを知る、というのは何だか少し「新鮮」です。食べ物が並ぶスーパー店頭には、一体どれだけの「工夫」が並んでいるのでしょうか。

「パックの卵」は「お尻」が上になっている!?「パックの卵」は「お尻」が上になっている!?