2010-12-27[n年前へ]
■自分の本当のオリジナリティ
とり・みきがマンガ家9人にインタビューした「マンガ家のひみつ—とり・みき&人気作家9人の本音トーク 」で、しりあがり寿との回「自分の本当のオリジナリティっていうのは本来自分でもなかなかわからないはずなんです」における、しりあがり寿の言葉から。
オリジナリティというのは、なんというか本当にオリジナリティがあるんだったら消しても消しても現れてくるはずなんですよ。自分で「ほら、こんなこと俺はやってるんだぜ」っていうオリジナリティは、なんか嘘っぽい。
自分のオリジナリティというのは、本来自分でもなかなかわからないもので、それを知りたい・お客さんにも見せたいと思ったら、やっぱり消していくことですよ。これでもない、これでもないって。最後に残るものというか、あるいは一生を見渡してみてやっとわかるというのは本当のオリジナリティで、意識して作るようなものじゃ絶対ない。
しりあがり寿
2010-12-28[n年前へ]
■「商売の基本」と「フロンティア」
とり・みきがマンガ家9人にインタビューした「マンガ家のひみつ—とり・みき&人気作家9人の本音トーク 」で、しりあがり寿との回「自分の本当のオリジナリティっていうのは本来自分でもなかなかわからないはずなんです」での、とり・みきとしりあがり寿が交わした言葉。
職業作家というのは自分のセールスポイントというのをはっきりさせといて、それを恥ずかし気もなく何度も繰り返しできる人のことですよね。読者もそれを望んでいるような作家のことだろう。・・・そういう憧れがすごくあるんですけど、同時に常にフロンティアにもいたい。いつもそのふたつが戦っているような気がして。
とり・みき
それはでも、わかりやすい対立ですね。・・・(職業作家の省資源大量生産というやり方は)商売の基本だと思いますからね。それは否定しちゃいけないけど、作るのが楽しいかっていうとね・・・。どうなんでしょうね、いい商人になるのと自分はもうちょっと生の自分でコミュニケーションしたいんだよっていうスタンスとは、やっぱちょっと違ってきちゃうところがあって、ふたつが一緒になればいいんだけど。でも・・・
しりあがり寿
「ぼくらはどういう状態にいたいのだろう?」あたりから。
やりたいことと売れるというのは違うね。売れるってことはハリウッド映画みたいな、頭悪~い奴もわからなきゃいけないってことだぜ。
(西原理恵子との対談で)みうらじゅん
そこまでをやりたいの。
西原理恵子
■Powered
by yagm.net