2009-11-12[n年前へ]
■「自転車」で「ゆっくり」「立ち寄り温泉」を楽しむための「湯ッくりんぐ」
「ゆっくり」「自転車で」「温泉につかりながら」自然の景色や田舎の風景を楽しみたい・・・という人は「湯ッくりんぐ」を眺めてみると良い、と思う。ネーミングそのままに、「レンタサイクルを借りて、伊豆半島の歴史史跡・文学名所・素晴らしい風景を巡り、たまに立ち寄り湯でさっぱり気持ちよく温まる」ための便利な情報が詰まっているからである。
たとえば、自転車を借りる「レンタサイクル」の場所や使い方などの情報なら、ここから知ることができる。ちなみに、1日500円である。もちろん、自分の自転車で行く、という人も多いだろうが、そんな人でも立ち寄り湯(入浴料はおよそ200~300円程度だ)・レジャースポット情報は役に立つはずだ。そして、(一見、見落としそうな)このページの左下の地図をクリックすると、気持ちよく走ることができる自転車コース地図をいくつも知ることができる。
川沿い・海沿い・山際を気持ち良く走り続けるということは、知らない場所では結構難しいと思う。いつの間にか迷って袋小路に入ってしまったりする。しかも、知らない町で、小さいけれど気持ちよく入れる立ち寄り湯を見つけたりするなんて、限られた時間の中では不可能に近い。
気持ちよく晴れた日には、自転車に乗って伊豆に行ってみるのもいいと思う。駅近くからレンタサイクルに乗って、そこに住んでいる気持ちになりながら町を散策してみても良いし、伊豆の大自然の中に自分の自転車で突撃していくのも気持ち良いだろう、と思う。…もちろん、帰りは「立ち寄り湯」に寄ってさっぱりして帰れば、なおさら気持ち良い。何度も何度も繰り返し経験してから書いているので、これはホントのホントである。
2011-07-16[n年前へ]
■「道具」と「”できる”という可能性」
まだ涼しい夏の朝早くに自転車に乗って、横浜を通り鎌倉を過ぎ、熱海に行きました。電車や車に乗って行くのが普通と思いこんでいた場所に、近くのコンビニに行くのと同じように、自転車に乗って辿り着くことが”できる”というのは、とてもワクワク・気持ち良くします。
真鶴から岸壁の下の海を見下ろしながら、熱海から伊豆半島を眺めながら、「このワクワクする感じは、何か知っているものと似ているような気がする」「それは一体何だったろう?」とずっと考えていました。
「そうだ!”できる”ということにワクワクしているんだ」「”できる”という可能性・”できた”という結果にワクワクしているんだ!」と、熱海ビールを飲み・熱海で温泉に浸かりながら思いつきました。もしも、アルキメデスだったとしたら、「ユーレカ!(わかったぞ!)」と叫び・全裸で熱海の海に走り出したかもしれません。もちろん、その場合には、熱海駅前にある静岡県警の交番に連行されること間違いなしです。
コンピュータを買って、プログラミングをした時もそんなワクワクを感じました。SF小説やジュブナイル小説の中で読んだ未来の可能性を「自分で実現”できる”」という衝撃的なワクワクは今でも覚えています。そんな新鮮な楽しさは、ずっと変わらず続いているような気がします。
もっと軽い自転車を買ったり・部品を交換したくなります。そうすれば、もっと遠くへ・いつでも行けるような気がします。…そんなことを太平洋の海と波を眺めつつ考えていると、「あっ、これもPC買いたい病と同じだ!」と気づきました。それは、新しいパソコンを買うと、何か新しいことが”できる”ような気がして、巨大な物欲のビッグウェーブが襲ってくるという病気です。あるいは、新しい楽器を買えば、今はできない演奏を(いつの間にか)することができるようになる、と思いこむ病気です。
「いかん、いかん…」「道具に頼るより、まずは自分の力をつけなくちゃいけないな」と消費の欲望を振り払いながら、ふとこんなことも考えます。新しいモノを買い、そのワクワク感が、何か新しい”思いつき”や”可能性”を産むこともあるのではないか、と想像します。道具は何かを達成するための道具に過ぎない…けれど、その道具が私たちの衝動や欲望を突き動かし、新たな可能性へと誘(いざな)っていたりいたりもするのではないか、と思います。
道具は道具に過ぎないと同時に、道具こそが欲望という魔術を操りヒトを猿から人間へと変え・未来への変化を続けさせている黒幕なのかもしれません。
2012-10-08[n年前へ]
■バンコク Bang Kachao(バーンガチャオ)へ自転車に乗って行ってみよう
バンコクを航空写真で眺めると、バンコク中心部から南東部に巨大な自然が広がっていることに気づきます。右の写真はバンコク中心部の航空写真ですが、右下(南東)部分に広く「みどり」が広がっていることがわかります。
その場所、数十年昔から緑保全が行われている領域、チャオプラヤ川に四方を囲まれたBang Kachao(バーンガチャオ)と呼ばれる場所に自転車を持って行ってみました。
Bang Kachao(バーンガチャオ)へ行くのに一番楽な(簡単過ぎるくらいの)方法は、バンコク中心部から地下鉄に乗って数駅のKhlong Toei駅で降り、RAMA Ⅳ通りからNA RANONG通りを経て、SUNTHON KOSA通りからKasen Rat通りに入り船着き場(突き当たりの港の右、セブンイレブン・寺院を右に見つつその先にあります)から渡し船に乗るという行き方です。この道のりで横断歩道を活用すると「道を横断する必要すらない」というお気楽・超安全コースです。自転車で走れば、(Khlong Toei駅から船着き場まで)実質10分弱くらいのアプローチ・コースです。
渡し船は”人+自転車”で20バーツで、人が普通に活動するような時間帯にならいつでも船着き場から、「向こう岸に行きたい」と言えば(意思表示すれば)船に乗って川を渡ることができるのです。しかも、この船が極限まで水面への近さを感じさせてくれる小さいボートで、この船に乗ってチャオプラヤを渡るということだけでも、かなり魅力を感じさせてくれます。
また、Bang Kachao側の船着き場にはレンタサイクル(確か1時間50バーツで・1日100~200バーツくらいだったと思います)もあるので、他の乗り物に乗って船着き場まで行き・船に乗って川を渡ってから、自転車を借りて乗るのも良いかもしれません。
そして、山手線に囲まれた領域と同じくらいの面積の「緑の領域」は、樹木に覆われ水面上を縦横無尽に走る木製の道や、森の中を真っ直ぐ伸びる舗装道路が走っていて、ゆっくり走るような自転車の乗って散策すると、なんだかとても素敵です。
2015-04-18[n年前へ]
■自転車王国で「逆向き乗り2人乗り自転車」を見てビックリするの巻
「自転車王国」に行って驚いたのが、自転車乗りの「平均レベル」が全然違うということでした。たとえば、空気抵抗がCd 0.1くらいになりそうな全高50cmくらいの(中にいるはずの人の気配を全く感じることができない不気味な)超完全風防付きリカンベント自転車が、商店街を(やはり)超高速で走り抜けていたり、全自動の(どうやってバランスをとっているのか全く分からない)一輪車自転車が高速で走っていたりします。
そんな自転車くらいなら「ヘン」の一言で済ますこともできるのですが、こんな2人乗りのタンデム自転車が横を走ってたりすると、かなり反応に困ります。ちなみにこの自転車、進行方向は「左向き」です。右側に位置する女性のハンドルは固定されていて、自転車の向きを変えることはできません。つまり、ある種の結論は、「自転車王国をあなどってはいけない」「何より、後ろ(反対)向きで自転車に乗り、バランスを上手くとる後ろの女性(たち)が何より凄い」かと思われます。