2010-05-27[n年前へ]
■人生の岐路である選択肢を選ぶということ
「彼女たちのドラマ―シナリオライターになった女性たち 」の中で、大石静が語る言葉から。
人生の過程で、人はいろいろなことをあきらめなければいけない。人生の岐路である選択肢を選ぶということは、その他の選択肢をすべて捨てるということを意味します。小さな子供のときにはいろいろ可能性があるように、大人は言いますが、実は無数の可能性を断念して生きていくのが人生なんです。
2010-06-05[n年前へ]
■「彼女たちの言葉」
「彼女たちのドラマ―シナリオライターになった女性たち」の頁をめくっていると、おそらくインタビュアーが「シナリオライター志望者へのアドバイス」を問うたのでしょう、女性脚本家たちが、他の人に向けたアドバイスめいた言葉を言う部分があります。ふと、それぞれインタビューイが、一体どんな言葉を話しているのか眺めたくなりました。
そこで、何人かの言葉をここに書き写してみることにしました。違う人が語った言葉でも、それらを並べてみると浮かび上がってくるものがあるかもしれません。
「諦めないで続けなさい」という言葉がよく言われますが、諦めないでやっていても、どうしても報われないときもありますから、無責任には言えなくなってきました。「夢はきっと叶うもの」なんてとても気軽には言えません。でも言える言葉があるとすれば「自分を信じる」ということですね。
井上由美子 (「はやぶさ新八御用帳」など)
結局、自分のしたいようにしてきた人が一番強い。自分のしたいようにするために、努力を惜しまない人。
梅田みか (「お水の花道」など)
何かになれる人はとっくにその何かを始めてる。…だから、「これをやりたい」という強烈な意志のある人が残っていくんだと思います。本当に書きたいという気持ち、それに打たれ強く粘り強いこと。そういう強い意志があれば、その人はきっと何かの道を見つけることができるはずだと私は思います。
大石静 (「ふたりっ子」など)
登らなければいけない坂道の途中では絶対、下を振り向かないで、上だけを見ていて欲しい。というのは、下を見てしまうとつい弱気になってしまうからです。…振り向くな、上だけを見ていなさい、と訴えたいですね。
高橋留美 (「ショムニ」など)
…そして、同時に似たような言葉が含まれている関連記事、「「空の高さ」と「自分の影」と。」を眺めてみると、また複雑な色合いの思いが浮かぶかもしれません。コインをトスして何かに掛ける時、それは一体、表を向くのでしょうか、あるいは、期待に反して裏を私たちに向けるのでしょうか。
だから、コインには2つの面があるということさ。
Steve Wozniak
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