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2009-09-23[n年前へ]

「過去が詰まった濃い本」と「未来を書いた薄い本」 

 橋本治の「大不況には本を読む (中公新書ラクレ) 」から。

 (中略)本の多くが「過去のこと」を語っていて、「それでどうなんだ?」という「現在から先のこと」を考えるのが読み手の担当だという、仕組みになっているからです。
 (中略)「これまでのあり方を振り返って、未来を検討する」ということをしなくなった。「その未来にはこうすればいい」という予言の書-つまり、分かりやすくてすぎ役に立つ「理論の書」を求めるようになったのです。



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