hirax.net::Keywords::「未来」のブログ



2018-07-08[n年前へ]

Maker Faire Hong Kong 2018 x 造大世界(PLOLYU DESIGN ANUAL SHOW 2018 

 今週末は、香港理工大学に、Maker Faire Hong Kong 2018 x 造大世界(PLOLYU DESIGN ANUAL SHOW 2018)を見に行ってきた。Maker Faire HongKong 2018は「こどもが主役」という感じで面白かったし、”PLOLYU DESIGN ANUAL SHOW 2018”は、この世界やこれからの生活はどうあるべきか?を考えるデザイン提案に満ちていて、その試行錯誤の展示が素晴らしく良かった。こういう工学デザイン系大学の学生展示は本当に面白い。

Maker Faire Hong Kong 2018 x 造大世界(PLOLYU DESIGN ANUAL SHOW 2018






2018-10-10[n年前へ]

過去60年間の先にある画像技術の未来 

 10月10日刊行の日本画像学会誌に【過去60年間の先にある画像技術の未来】という駄文を書いてみました。8月上旬の成田空港からホーチミンに着くまでに「マッハ」で書いた駄文ですが、その学会誌に掲載された約60年分の全論文を読んでいた上で「誰かの役に立つと良いな」と願いつつ書いてみたものです。

 瞬間的に書いた駄文ではありますが、今読み直してみると、「これまでに積み重なってきた過去」「少し前から今にいたる現在」「今やこれからの未来」という時間の1軸とか、「解析解」「計測」「思考」といった違う分類軸とか(少しメビウスの輪的な流れとか)が整っていて、あるいは、、意外にバランスが整っていて面白い駄文じゃないか…とか思ってみたりします(好きなことを書いたから)。

2019-04-30[n年前へ]

「平成」の終わり、今日も前を向いて未来へと進む。 

 GW進行の3週間前、ソフトウェアデザイン2019年6月号向けに4ページ記事を書いた。校正時、タイトル冒頭に「秒速 340 メートル、」を付け忘れてしまったことに、「平成」最後の今日4月30日に気づいた。令和が始まる最初の月、5月に発売される該当記事の内容は、秒速30万キロメートルで進む光と、秒速340メートルで進む何か…にまつわる可視化記事だ。

 「平成」が始まったのは、京都の吉田寮あたりをウロウロしていた頃だった気がする。そんな元号が今日終わる。時間は秒速1秒で進み、その進行方向を人は未来と呼ぶ。そして、過去を後ろにいつも振り返りつつ、今日も前を向いて未来へと進む。

2019-06-23[n年前へ]

2012年公開の「メン・イン・ブラック3」にハマるの巻 

 7年前に公開の「Men in Black 3」を、金曜ロードSHOW!で観たことをきっかけに、気になった箇所を知りたくて、ノーカット版で観直した。…すると、その台詞回しに感動して、思わずメモをとってしまった。

まず、10:30辺りから始終繰り返される(このエピソードに至るまでのコンテキストと矛盾せず・むしろその説明を与えてくれる)リフレイン。「過去の何が、今の現在を作ったか。なぜ、そういう現在に至ったか。」というのが、この映画のテーマだ。

How did you get to be like you?
Something happened, K.
What happened?
あと、もうひとつ。これも、何度も出てくるリフレインだ。非常に似たフレーズで、"truth or lies?"というフレーズも、何度も出てくる。それらのフレーズは、このエピソードに至るまでのコンテキストに対して、納得感与える理由の説明を与えてくれる。過去や現在を作る、そこに至る行動に迷う理由を与えてくれる。
I don't ask questions that 
I don't want to know the answer to.

 ちなみに、タイムトラベルもので、気に掛かる「タイムパラドクス」…それの懸念に答えるフレーズが、35:20のこれだろう。

Oh, wait. How come I remember K,
but nobody else does?

That means you were there!

I was there?
 このフレーズは、プロット的に実に「上手い」ように思う。つまり、世界線は結局のところ変わっていなかったし、だから、その世界で生きる登場人物の今の行動を作り出していたのだろう…と感じさせてもくれる。

 もうひとつ、忘れられないフレーズが、付け足しのように言う”You and your partner.”という台詞だ。この言葉で、主人公のうちの1人に重きをおいた"you"だとわかるので、その前に眺めた映像が「地球が破滅するシーン」ではなく、(別脚本では)it was my son. All grown up.と書かれた内容であることが、自然にわかる。

What did Griff show you back there?
How important you are.
You and your partner.
JAY:
Can I ask you -- what did the Lama(Griffin)
show you in there that made you
help us? Was it the Earth being destroyed?

COLONEL:
No -- it was my son. All grown up.
As a matter of fact, I'm late to see him
 -- I promised I'd watch the launch with him.

JAY:
Oh. Thanks. He's a lucky kid.

COLONEL
I'm a lucky dad. Take care.
(Jayが差し出した手に握り、そして、
COLONELはJayを抱きしめる)

 映画館を出るときに、絶対気持ち良くなるはずのフレーズが1:24:00の”Anything's possible"だ。ありふれて・使い古されたフレーズだけれど、過去や現在は変えられないけれど、未来だけは未だ可能性が限定されていないという、こういうフレーズは大好きだ。

 結局のところ、数限りない可能性の中から、迷いの末に選べなかった選択肢を取り除いたものが、今この瞬間を作っているのだろう。

 …7年前に公開の映画を観て、とても興味深かったので、思わずメモしてしまった。



■Powered by yagm.net