2008-10-03[n年前へ]
■Simulink と Ada
「いつか触れてみたい Ada」で書いたように、「ボーイング777やF-22戦闘機、あるいは、ニューヨークやパリの地下鉄を動かしている」プログラミング言語Adaを使ってみたい、と思うことがある。
Simulinkを使っていると、CやC++でSimulink の MEX(ユーザーが他言語で作った拡張機能)を作ることが多い。Simulinkは、グラフィカルにコンポーネントをワイヤーで結んでいくのが大きな特徴の一つであるとはいえ、細かな部分分はコードを書く方が楽でわかりやすかったりするからである。
Simulink の MEX 関連サンプルを読んでいると、FORTRAN,C,C++,そして、Ada によるMEXの作り方が書いてある。Adaをよく知らない頃は、なぜAdaが・・・?と思っていた。だけれど、「Adaは信頼性・保守性に優れ主として組み込みシステム向けの言語」ということを知ると、なるほど何より先にAdaの例が登場するのが当然なのだな、と納得することができる。
2014-04-14[n年前へ]
■「安全・信頼性」を確保する技術
H-IIBロケットのプロジェクトマネージャだった中村富久氏のお話を伺う機会があった。正直に言って、本当に心動かされ・学ぶことが多かった。松野元さんが書いた「原子力防災」を読んだ時のような感覚を受けた。
安全確保はゲームに例えて言えば、勝てない・引き分けもない・棄権もできない、というものである。つまりその仕事に就いた人は、絶えず努力をする必要があり、しかもそれでもなお永久に「絶対」という段階には到達できない。
原子力防災」著者 松野元さんがテレビ番組で語ること
氏の手帳の最終頁には、「H−2A6号機失敗の教訓」という調査部会の報告が、毎年365日それを見返し続けるために貼られていた。そこに書かれた内容は、大雑把に言えば2つの内容で、「起こった事象を謙虚に受け止める姿勢」「あらゆる可能性を追求する真摯な姿勢」というものだった。
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