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2008-11-23[n年前へ]

続 「探偵ナイトスクープ」と「地表の重力」と「電子天秤の体重計」 

 (「探偵ナイトスクープ」と「地表の重力」と「電子天秤の体重計」の続きです)探偵ナイトスクープで「稚内と那覇で(マネキン人形の)体重を計る」回で、電子天秤は地域ごとに校正されているという話をしていた。1キログラムの質量の分銅を乗せたときに、それが1キログラムと表示されるように、電子天秤の方を調整するというのである。

 電子天秤は確かに地域ごとに校正をしそうだけれども、体重計はそんな地域ごとに校正をするものなのだろうか。精度保証のために「生産工場で校正をする」ことは当然あるだろうが、使用場所に合わせて校正をしたりするものなのだろうか。

 さらに、「体重計は何を計りたいものなのか」とい宇疑問が頭に浮かんだきた。私たちは「(体の)質量」を計りたいのだろうか、それとも「(体の)重量」」を計りたいものなのだろうか。将来、月面ステーションができて、さらに月面ホテルができ、月旅行ができるような時代になったなら、その月面ホテルのジムにある体重計はどのような校正がされているものだろうか。

 地球で体重42キログラムの人がいたら、月面ホテルのジムの体重計もやはり42キログラムと表示するのだろうか。それとも、そのおよそ1/6の7キログラムと表示するのだろうか・・・?

 月面の観光地にある体重計なら、きっと旅行気分が味わえる「7キログラム表示」を採用しそうだ。けれど、ホテルのジムならどうだろうか。この場合になると、体重管理をしたい人のために、「42キログラム表示」を採用しそうな気もしてくる。

 未来の体重計はどんな風になっているのだろう。・・・いや、違う。「未来の何かがどんなものか」がわからないと思うくらいなら、それを作ることに力を注いだ方が良いのだった。

The best way to predict the future is to invent it.
Alan Kay



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