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2009-09-21[n年前へ]

「個性」という安易な幻想 

 関川夏央「おじさんはなぜ時代小説が好きか (ことばのために) 」の「無知に個性はない」から。

 近年は、個性とかオリジナリティとかの言葉が、魔法のように人を束縛しているのではないでしょうか。自己表現、自己実現も同じです。
 また、次の言葉は  堀井憲一郎「落語論 (講談社現代新書) 」から。
 いま、(中略)人は一人一人が個性を持った素晴らしい存在である、と教えられる。おとなになって木陰で休んでいる気分で振り返ると「嘘も休み休み言ってもらいたい」とおもえる。



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