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2013-05-24[n年前へ]

「アスキーPC7月号の暗号」〜思考過程が楽しいのだ!編 

 読者への挑戦状!この「暗号」を解き、名探偵になってみろ!?に対する、chamekanさんのアスキーPC7月号の暗号から。

 …解けなかったのだが、解こうとした過程自体は自分としてはおもしろく、他のひとにとっても、ああ、こういうふうに考えてドツボにはまってひとがいるのね、というおもしろさがあるのではないかと思う。

アスキーPC7月号の暗号

 ちなみに、「暗号画像」はこんなPNG画像ファイルで、およそ下に貼り付けたような画像です。

chamekanさんは、こんな解析・検証用のWEBプログラムを作られていたりして、何だか凄いぞ!と楽しくなります。

 さて、「アスキーPC7月号の暗号」についてです。「暗号画像」は単なるガウシアンぼかしを掛けた画像です。しかし、非常にボカされているために、フォントや文字位置の手掛かりがない限り、各文字を推定して、それらの文字を積み重ねて各単語を推定して、その各単語の積み重ねから文章推定をする…というのは、とても困難に思えます。
 そこで、私の場合は、「解空間」は非常に限られたものである(そうに違いない)ということを前提にして、つまりは「決めつけ・思い込み」で、「ありうる答」を選び出した…という具合です。
 たとえば、私の場合、「暗号解析の過程」は、およそこんな具合でした。

  1. 2単語目の末尾は□で、単語としては〜○×△という形じゃないか…
  2. 暗号文の内容は、英語で(私たち日本人でも”そこそこ”知られている)有名なフレーズに違いない
  3. よし、"Quote" "Best 100"辺りでググり、上から眺めてみよう!
  4. おっと、**番目に怪しいやつがいるぞ!
  5. 試しにボカしてみると、確かにそれっぽい
  6. それ以外の候補があるのかどうか、プログラム組んで、確かめてみよう!

 暗号解析は、人による(人を選ぶ)かもしれませんが、かつてのエラリークイーンの本格ミステリー小説の楽しさと同じように、自分で解こうと考えてみる過程自体がとても面白いものです。…というわけで、思考過程が楽しい!というひとつの例のご紹介(アスキーPC7月号の暗号)です。



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