hirax.net::Keywords::「灯籠」のブログ



2013-10-08[n年前へ]

空に浮かぶ氷プリズムが見せる「幻の7色太陽」 

 午後、「幻日 (げんじつ)が出てますよ!」と言われ、南空を眺めると、本当に大きな幻日 (げんじつ)が浮かんでいました。

 雲中にある六角板状の氷晶が(落下の際の空気抵抗のために)地面に対し水平に浮かぶと、氷晶が頂角60度のプリズムとして働き、氷晶により屈折した太陽光が幻日を作り出す。
 上空の温度と、風の状態と、そして太陽の差し込む条件が重なり生み出された幻灯が写す風景は、少しばかり綺麗です。

 ここ数年、可能な限り、11月の満月の夜はチェンマイで過ごすことに決めています。その夜は、お祭りが開かれて、たくさんの灯籠が上空へ浮かび流されて行き、その祭り景色を眺めてる瞬間は「何だか、今この瞬間なら、向こうの世界に行っても後悔しないかも…」と考えたりします。逆に言えば、そんな景色を見ることができなかった年には、あの景色を(来年)眺めるまでに何かあったら地縛霊になってやる~と思ったりします。

2013-10-20[n年前へ]

11月の満月の夜に、空にカメラを浮かべてみたい… 

 11月の満月の週は、タイのチェンマイに行きます(たぶん)。ローイ・ローイ・ロイカトーンなロイクラトン、イーペン祭りを眺めに行きます。…その3日間、チェンマイの街は、昼も夜も、あるいは学校の校庭や川べり・街の通りやホテルの窓、ありとあらゆるところで、空へ灯籠が流され続けます。

 今年やってみたいと思っていることは、熱灯籠(あるいは熱気球)か凧かラジコンヘリからの、空に浮かぶ灯籠の空撮です。その準備のために、4月はバンコクで熱気球実験をしてみたりした(けれど大失敗した)のです。

 …そんなこんなで、カメラ付きのクアドコプターAR.Drone 2.0 Power Editon(大容量バッテリー) を買おうかどうか悩んでいる、今日この頃です。気球にカメラを結びつけるか・空にヘリを飛ばしてみるか…とにもかくにも、空にカメラを結びつけて浮かべ、遙か彼方の上空へと流されていく灯籠を写してみたいのです。

2013-11-16[n年前へ]

空に流す灯籠で眺める「天上の消失点」 

 知る限り「一番美しいプラネタリウム」が、また今年も始まりました。今晩は曇り気味な空なので、自然の星は見えなくて、月の明かりがたまに雲の向こうに伺うことができるだけです。けれど、たくさんの「人が天上に流す灯籠」が、街のいたるところから上がっていき、そんな人口の星空が頭上に拡がっています。... そんな景色を、iPhoneでチープに撮影して20倍速くらいの映像で眺めると、こんな風になります。

 街中のそこらかしこから、頭上に向けて放たれていく灯りの軌跡を眺めていると、空の上に、天上の消失点があるように見えてきます。コムファイに自分の名前を描き・願いを込めて空に流すと、願いが成就すると言います。天上に位置するただ一点の消失点に向けて、祈りを込めて放たれたコムファイ(灯籠)が流れ集まっていきます。



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