2013-10-08[n年前へ]
■空に浮かぶ氷プリズムが見せる「幻の7色太陽」
午後、「幻日 (げんじつ)が出てますよ!」と言われ、南空を眺めると、本当に大きな幻日 (げんじつ)が浮かんでいました。
雲中にある六角板状の氷晶が(落下の際の空気抵抗のために)地面に対し水平に浮かぶと、氷晶が頂角60度のプリズムとして働き、氷晶により屈折した太陽光が幻日を作り出す。上空の温度と、風の状態と、そして太陽の差し込む条件が重なり生み出された幻灯が写す風景は、少しばかり綺麗です。
ここ数年、可能な限り、11月の満月の夜はチェンマイで過ごすことに決めています。その夜は、お祭りが開かれて、たくさんの灯籠が上空へ浮かび流されて行き、その祭り景色を眺めてる瞬間は「何だか、今この瞬間なら、向こうの世界に行っても後悔しないかも…」と考えたりします。逆に言えば、そんな景色を見ることができなかった年には、あの景色を(来年)眺めるまでに何かあったら地縛霊になってやる~と思ったりします。