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2013-12-11[n年前へ]

フェルメール「ミルクを注ぐ女」に描かれていたのは「空の水差しを押さえつける女」だった!? 

 フェルメール「ミルクを注ぐ女」に描かれていたのは「空の水差しを押さえつける女」だった!?を書きました。

 …一番面白かったのが、「ミルクを注ぐ女」を3D化した際に気づかされたという、「絵画に描かれている、現実の世界ではありえないこと」でした。そのひとつが、「ミルクを注ぐ女」が持つ水差しは「ミルクが流れ出ることは不可能な角度だ」ということです。
 確かに「ミルクを注ぐ女」を眺めてみると、「ミルクを注ぐ女」が手に持つ水差しからはミルクが流れ出ることは不可能であることに気づかされます。水差しから滴るミルクは、太さがほぼ一定でおおよそ真っ直ぐ鉛直になっていますから、ほとんど動かない(定常)状態の水差しからミルクが落ちているように見えます。その一方で、画を描く視点は、水差しの口より高い位置にあるにも関わらず、水差しの中(入口の奥)には(地球の重力に従って、水差しの口と同じ高さで・ほぼ水平面になっていなければならないはずの)ミルクが全く描かれていないのです。…つまりは、「ミルクを注ぐ女」が手にする水差しの中には、「流れ出す」ことができるミルクは存在していない、というわけです。
 …画を描く時の風景を考えてみると、フェルメール「ミルクを注ぐ女」に描かれていたのは、実は「空の水差しを押さえつける女」だったのではないでしょうか。…実は「水差し」の腹部分は陶製容器上に乗せられていて、そんな陶製容器の上に乗っかった「水差し」をモデル女性はただ押さえつけているのではないだろうか?という気がしてきます。

フェルメール「ミルクを注ぐ女」に描かれていたのは「空の水差しを押さえつける女」だった!?フェルメール「ミルクを注ぐ女」に描かれていたのは「空の水差しを押さえつける女」だった!?






2014-12-21[n年前へ]

フェルメール「ミルクを注ぐ女」の復元画像 

 「フェルメールの"The Milkmaid"を摸写してるうちに色々なことに気づいたよ」というこのページ(VERMEER, The Milkmaid: Notes On A Perspective Paradox (and the perspective of the original examined).)の内容がとても面白く、 中でも牛乳が入った容器を「描き直す前」のさまを復元してみた例が面白かったので、その描き直す前後の画像を並べてみることにしました*。左の画像が「牛乳が入った容器を描き直す前の想像で描いてみた図」で、右の画像が「描き直した後の現在のさま」です。

 以前、フェルメール「ミルクを注ぐ女」に描かれていたのは「空の水差しを押さえつける女」だった!?なんて話を書きました。今では見ることができない「ミルクを注ぐ女」の昔の姿を、「ミルクを注ぐ女」の描かれる過程を、そのさまを想像してみるのもとても楽しそうです。

 ライクスミュージアム(アムステルダム美術館)にあるミルクを注ぐ女を高解像度画像で眺めれば、そんな姿を想像できるような気もします**。


*リンク先には「部分画像」しか無かったので、合成して作ってみました。 **ライクスミュージアム(アムステルダム美術館)で実際に眺めてみても、小さくてなかなかわからないような気がします。

フェルメール「ミルクを注ぐ女」の復元画像フェルメール「ミルクを注ぐ女」の復元画像フェルメール「ミルクを注ぐ女」の復元画像








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