2009-12-11[n年前へ]
■一瞬の才能なんてだれでもあるんだよ。
「あぁ…」と感嘆させられる言葉を本の中で読むことがあります。そして、手帳に書き写します。そして、時折、ここにさらに書き写します。これは、渡辺淳一の「男と女のいる風景 」の中の言葉です。
一瞬の才能なんてだれでもあるんだよ。けれど、とても心に鋭く響く言葉は、ここには書けず、手帳にすら書き写すことができないことも多いものです。ただ、心の中に、その言葉が残るのです。
問題はそれを持続させるのがむずかしいんだよ。
この本も、そんなここに書き写さない言葉がたくさんある、そんな本でした。
2011-10-09[n年前へ]
■「”しおらしくない”(塩らしくない)」女性3人組だった"Sugar"
30年前の今頃、「ウエディング・ベル」という曲が大ヒットしました。コミカルで、それでいてリリカルで、そして一筋縄ではいかない韻書のあった「ウエディング・ベル」を歌っていたのは女性3人組のバンド、Sugarでした。(この曲の作詞・作曲を手がけた古田喜昭氏がこれまた凄いのですが)
祝福の拍手の輪につつまれて(私はしないの)
どんどんあなたが近づいてくるわ。(私はここよ)
お嫁さんの瞳に喜びの涙。(きれいな涙)
悲しい涙にならなきゃいいけど。
(そうね、ならなきゃいいけど)
私のお祝いの言葉よ。(くたばっちまえ。アーメン)
この女性3人からなるバンド"Sugar"の名前の由来は「私たちは”しおらしくない”」「塩らしくない→砂糖→Sugar」というという宣言であったことを知り、「なるほどなぁ…確かに」と、今更ながら納得させられたのです。"Sugar"は「”甘い”私たち」ではなく、「”しおらしくない”私たち」という、そんな名前だったのです。
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