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1999-06-19[n年前へ]

画像センシング展と光ナノテクフェアのどちらが面白いか? 

なぜ、光ナノテクフェアはつまらないのか?

 今日は、パシフィコ横浜で開催されていた画像センシング展と光ナノテクフェアへ行った。そこで考えたことを書いておく。今年に限らず、画像センシング展と光ナノテクフェアが同じ場所で開催されるようになってから、毎年思うことである。特に結論があるわけではないので、徒然なるままに書いてみたものである。もしかしたら、今回の文章はしばらくしたら削除するかもしれない。
 まずは、下の会場写真を見て欲しい。

画像センシング展
光ナノテクフェア

 画像センシング展と光ナノテクフェアでは趣がかなり異なる。光ナノテクフェアは大きな会社の大きくきれいなブースがメインである。それに対して、画像センシング展は屋台のような展示がひしめいている。見学者の数は比較にならない程に画像センシング展の方が多い。写真からでもわかると思う。

 確か5,6年前までは、画像センシング展は浜松町の辺りでやっていたように思うが(もしかしたらそれは国際画像機器展の方だったか?)、その頃から画像センシング展の屋台のような雰囲気は変わっていない。

 説明員の雰囲気も画像センシング展の方では活気(やる気といった方が良いか)があるが、光ナノテクフェアでは活気がない(はっきり言えばやる気がない。ニコンは別だが。)。本当に売ろうという気があるのか、疑わしいところすらある。かといって、儲かっていない分野というわけではなく、画像センシング展の屋台系よりもむしろ儲かっているだろう。もしかしたら、自動的に売れるようなものを扱っているせいで、あんなだれた雰囲気になっているのだろうか?

 光ナノテクフェアは微小計測器の展示が主である。業務分野によっては仕事の上でどうしても必要になる器具も多い。だから、それほど売りこむ必要がないのだろう。また、買いに来る客のほうも、何か新しい用途を求めて来ているわけでもないように思われる。

 しかし、画像センシング展の方は、これを使えば新しい何かができる、とか、これまで苦労していたことを簡単にできる、というような「提案・模索型」の展示が多いように思う。客のほうも、何かこれを使って面白いことができないか、と考えているように思える(勘違いかもしれないが)。こういった違いが画像センシング展と光ナノテクフェアの雰囲気の違いを生んでいるような気がするのだが、気のせいかもしれない。

 というわけで、こういったことを、毎年考えてしまうのである。

 このWEBサイトに来る方は計測関係が好きな方が多いようなので、画像センシング展で一番よく見かける類の計測器の写真も貼り付けておく。

サーモビューア
 サーモビューア。仕事で熱分布を簡単に見たいときはこういうものを使うが、自宅では
感温液晶でNotePCの発熱分布を可視化する-熱いところで感じてみたい St.Valentine 記念 -  (1999.02.14)
でやったような方法を使うのが普通だろう。
 
マシンビジョン
 こういった、ライン処理のための機器はきわめて多い。かつては、専用機がメインであったが、最近はPCのみ(しかもソフト処理のみ)で動作するものも多い。

PIV
 流体計測のPIVも多い。PIVのシステムは少し高いように思う。もう少し安いシステムがあればもっと売れると思うのだが...
2カメラ式のPIV
 こちらは2カメラ式のPIV。

2001-04-03[n年前へ]

今日届いたメールから 「画像センシング展・国際画像機器展」 

 「浜松町の貿易産業会館4-6Fでやっていたときは、通路も狭く関係者(コンペチタ)が偵察にきたり、カメラ屋さんにボードのカタログ置かせてもらって、2時間もしたら、コンペのカタログも並んでいたり…。−−浜松町の方がおもしろかった−−」

 絶対、そうでしたよね。あぁいう雰囲気は本当に大好きでした。何か新技術って感じがした「あのワクワク感」はもう戻ってこないのでしょうか?



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