2011-03-16[n年前へ]
■「地震の発生メカニズム」という典型的な"ディスコミュニケーション"
テレビを見ていると「けれど、地震の発生メカニズムが違いますから…」という言葉を聞くことが多いように思います。多くの場合、そんなフレーズを聞くことができるのは「○×の地震と△□の地震は関係があるか」といった質問に対して発せられることが多いように思います。その受け答えは、少なくとも上に書いたような言葉だけであれば「全く受け答えになっていない」ような気もしますが、とりあえず、こんな「地震の発生メカニズム」という言葉を語る人たちの言葉を聞く時、その言葉を口にする人たちを、実は二種類に分けることができるような気がします。
まず片方の人たちは、「逆断層」「正断層」とか「横ずれ」「縦ずれ」とかいった言葉を念頭において、それらの言葉を話します。あるいはまた、「プレート境界」と「プレート内部」といった地震の発生箇所を区別しつつ、その発生過程を考えます。
けれど、それらの言葉を「その人たちとは違う人」に向かって話すと、それらの言葉は”伝わらない””的確でない”言葉になります。なぜなら、もう片方の人たちは、「プレートが変形したり歪んだりすることで起きる地震」と「火山の近くで地面にかかる圧力が変化することで起きる地震」くらいの違い、としてそれらの言葉を聞くからです。
「地震の発生メカニズムが違いますから…」という言葉を聞いて、「なるほど(比較的大きな)地殻が変形したり歪んだりすることで起きる地震ではないのか」と伝わってしまうと、実はそれは間違っている、ということも多々あるような気がします。
だから、もしかしたら、「まぁ、なんちゅーか、どちらも、地殻にストレスがかかって起きる地震なんやけどね(森毅風)」くらいの大雑破な言葉の方が実は正確だったりするかもしれない、と思ったりします。
「○×の地震と△□の地震は関係があるか」という質問をされた時、「地震の発生メカニズムが違いますから…」という答えるよりは「まだ、わからん」というのが意外によっぽど正確なような気もします。
2015-02-06[n年前へ]
■冬の「スリップ」に関するtweet発生時間推移のナゾ!?
寒い今朝、朝の8時くらいに歩いていると、路面が凍っている。歩きながら、ガードレールを突き破る車を4台見て、交差点で曲がる途中で転ぶ自転車を3台見る。…という、スリップする人や物体を数多く見る。そこで、キーワード「スリップ」でリアルタイムtweet検索をしてみると、今朝は朝の8時くらいにピークがある。
…けれど、他の日を眺めてみると、夜12時にほぼピークがあって、朝方6時くらいに底を打ち、それから深夜12時に向けてまた単調増加なカーブを描いている。このトレンドは、一体どういう現象を意味しているのだろうか?