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2009-04-13[n年前へ]

分光スペクトル・色処理のデモ・インタラクティブ・アプリケーション 

 分光スペクトル・色処理用のMathematica 7.0用ライブラリを使った「デモファイル」を、誰でも操作できるインタラクティブ・アプリケーション」に変換してみました。変換したファイルは、ColorLib_amature+on+7.0demo.nbp(124kB)として置いておきます。

 実行には、 Mathematicaノートブック実行用の無料インタラクティブプレーヤー Mathematica Player が必要です(ダウンロードページ)。Windows 2000/NT/XP/Vista, Mac OS X 10.4以上, Linux 2.4以上で実行することができます。下の「実行画面」動画のように、「D65光源の下で、白色紙の上にシアン色とマジェンタ色を塗り重ねていくとどんなスペクトルになるか」を表示することができます。

 不具合などありましたら、教えて頂ければ幸いです。



2009-06-25[n年前へ]

Mathematicaで発色シミュレーションをオブジェクト風記述にするライブラリ 

 以前作った、「分光スペクトル・色処理用のMathematicaライブラリ(関数群)」を利用して、「Mathematicaで発色シミュレーションをオブジェクト風記述にするライブラリ」を作りました。前回書いたように、三次元構造の中で反射・屈折・散乱を行う「光」のスペクトルが、どのように変化していったかを知ることができます。

 ライブラリは、Imagearts.2.5.nb(3.7MB)として、サイト上にアップロードしてあります。このファイルには、関数・オブジェクト定義に加え、いくつかのサンプルが入っています。

 たとえば、「4層構成の物質(Layer)があり、それらの層はすべて透明だけれども、その中間層2層の散乱度合いを変えた場合」のシミュレーションを複数条件下でしたければ、下記のようなコードを書けばOKということになります。

layers[sc_] := (z = #[[3]]; Piecewise[{
 {{1, 0,Spector[new][set,transparentFilter]},
   z > 1},
 {{1, sc,Spector[new][set, transparentFilter]},
   1 >= z && z > 0.5},
 {{1, sc,Spector[new][set, transparentFilter]},
   0.5 >= z && z > 0},
 {{1, 0,Spector[new][set, transparentFilter]},
   0 >= z}                                      }  ]) &;
Table[Light[new][in,Layer[new][set,layers[i]]][showTrace],
  {i,0,1,0.1}]

 ここでは、最初に層構成を純関数として定義し、その純関数を使い、条件を変えたオブジェクトをTableで作成し・計算を行っています。

 なお、現状のライブラリは、表面形状は水平平滑に限る、という単純なコードになっています。表面凹凸対応は、また気が向いた(近い)時期にしてみよう、と思います。

Mathematicaで発色シミュレーションをオブジェクト風記述にするライブラリ








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