2013-09-25[n年前へ]
■「駅ホームの黄線ルール」と「友だち以上でも友だち以下でもない」
鉄道のホームには「ここから先にはいかないで下さいね」という黄線が引かれています。ホームで列車を待つ時は、その黄線より内側にいなければなりません。それが黄線が示す「ルール」です。
そんなルールを念頭に置いた上で、東急東横線の菊名駅のホームに立ち渋谷側寄りに歩いて行くと、そこにはまさに「矛盾」が立ちはだかります。ホーム端部はとても狭くなり、ホーム両端に引かれた2本の黄線が…いつの間にか1本に合体してしまうのです。黄線を境にして、どちらが外側なんだか内側なんだかわかりません。というか、もう、どちら側の両側も全部が全部「外側」です。
ホーム上の黄線が、そこより(ホームの)先には立ってはダメよ!というメッセージを伝えるサインだったとしたら、ホーム上に1本の黄線だけが延びていたならば、「その黄線上に立ち続ける」ことしか許されなくなります。…とか、黄線の上を歩きながら黄線の上を眺めていると、こんなフレーズを思い出しました。「好きな女の子にラブレターを書いたら、”(あなたは)友だち以上でも、友だち以下でもありません”という返事が返ってきた。…ボクって、つまり何?存在し得ない存在ってこと?」
ホームの黄線の上を、サーカスの綱渡りのように歩きつつ、そんな言葉を思い出します。
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