hirax.net::Keywords::「東横線」のブログ



2009-03-30[n年前へ]

岡村孝子 「電車」 

 岡村孝子の「電車 」から。

混み合う電車に押し込まれ
ガラスに額をつけたまま、
仕事を始めていたずらに
時間が流れていくけれど、
誰もが自分の生き方を
見つけて歩いてゆくけれど、
 私は都立大という東横線沿線に住んでいたんですが、いつも電車に乗って仕事に通っていたんですね。その電車の中って、一杯ドラマが毎日生まれていて、その電車の中のドラマや、電車から見る風景を見ながら書いた曲です。



2009-11-19[n年前へ]

「無機質なコード」で「色んな人たちの姿や風景」を描く 

 先日作ったWEBアプリケーション、「楽々通勤」マンションMAPがMashup Awards 5 の部門賞を受賞しました。

 「何かものを作り続けてナンボ」だという想いで、(素人プログラマとして)色んなプログラムを作ったりします。もちろん、たまには、WEBアプリケーションも作ります。そして、たまに、力試しを兼ねてコンテストに応募したりするわけです。特に、自分が作るアプリケーションは、その用途が社会の流れに沿っているのか・反映しているのか、ということを何より知りたくて、コンテストに応募しています。

Mashup Awardsは、今回は三回目の応募になります。 2年前に作った、一回目の応募となる「Make Up Awards!」(髪型を自由に替えて画像シミュレーションすることができるWEB&ケータイ・アプリ)では部門賞を受賞しました。2回目の昨年作った「雑誌DE流行マップ」は落選し、3回目の今回作った「楽々通勤」マンションMAPでは、再び部門賞受賞、ということになります。

 1回目の「Make Up Awards!」を作る時には、女性の「美容院選びの悩み」を聞き、女性ファッション雑誌を(恥ずかしさを感じながら)たくさん読んで、髪型・ヘアーサロン選びに悩む人たちの姿を思い浮かべながら、WEBアプリケーションを作ってみました。

 2回目の雑誌DE流行マップ」では、「雑誌は世相を映している」と何処かで飲んでいるときに話したことをきっかけとして、作ってみることにしました。特に、書店に平積みされている女性向けファッション雑誌が「なぜ、みな同じようなのか?」とか「各雑誌がどんな人たち向けに作られているのか」を知りたくて、そういったことがわかるWEBアプリケーションを作ってみました。
 逆にいえば、書店で「(似たような)ファッション雑誌のどれを買うかを悩み・選んでいる」人たちの姿・そんなよく眺める風景を思い浮かべながら、作ってみました。

 今回の「楽々通勤」マンションMAPは、電車に乗って通勤する人たち、混んだ電車に乗って仕事場へ向かい、夜の電車の窓ガラスに夜景と自分を重ね眺めているたくさんの人たちを思い浮かべ、(岡村孝子が東急東横線に乗って通勤していた頃の風景を歌ったという)岡村孝子の「電車 」を聴きながら作ってみました。

混み合う電車に押し込まれ
ガラスに額をつけたまま
大きなため息をついたら
なお気がめいる

 JavascriptとRailsのコードを書きながら、PCの画面に映し出される無機質なコードを眺めながら、「色んな場面の色んな人」を想像しながら、いつもキーボードを叩き続けます。素人プログラマなので難しいことはできませんが、眺めた景色をズームアップしたくて、その姿を心の中で思い浮かべながらキーボードを叩きます。

 だから、「楽々通勤」マンションMAPがMashup Awards 5 の部門賞を受賞したということは、「混んだ電車に乗って仕事場へ向かい、夜の電車の窓ガラスに夜景と自分を重ね眺めているたくさんの人たち」の姿を、コードと言う形で少しは描くことができたのだろうか、そうだったとしたら良いな・嬉しいなと思っています。

2011-07-25[n年前へ]

夕暮の空に真っ直ぐ伸びる「雲の影」 

 7月17日の19時頃、東横線の綱島駅近くの川沿いで夕焼けを見上げていると、西の空と東の空を真っ直ぐ結ぶように、夕焼け空に蒼い力強く太い線が走っています。その線の起点、西の端を見ると、丹沢山地の彼方に夕日が沈もうとしています。そして、もう一端は東京湾の向こう・東北の空に向かい伸びています。そんな景色が、下に貼り付けた写真です。左の端が西の空で、北に向かって景色を眺めていて、右の端が東の空です。

 夕暮れちょうどの時間でしたから(右上に貼り付けた画像が、google Earth上で、その日・その時間・その場所から眺めた夕日の方向の景色です)、西から水平方向に差し込む赤い夕日の光を、空に浮かぶ雲が(あるいは、どこかの山が)遮ることで、こんな蒼く暗い影が空に形作られたのでしょうか。

 夕暮の空に真っ直ぐ伸びる影の根元には何があるのでしょう?7月17日の19時頃の気象レーダーを見れば、その姿が見えるのかもしれません。あるいは、地図の上に定規で線を引けば、その犯人がわかるのでしょうか。…いずれにせよ、毎日眺める景色の中には「不思議で興味深いパズル」がたくさん隠れているものだ、と思わされます。

夕空の頭上に真っ直ぐ伸びる「何かの影」夕空の頭上に真っ直ぐ伸びる「何かの影」






2013-09-14[n年前へ]

横浜近くの廃線・旧線跡を歩いてみたい! 

 鉄道ファン 2013年 09月号 に、東急東横線沿線にある横浜近くの廃線跡・旧線跡の記事がありました。たとえば、京浜東北線に乗ると横浜・桜木町間から見える(2004年まで使われていた東急東横線)高架廃線や、今は遊歩道になってトンネルを歩くことができたりもする東白楽から横浜までの旧線跡や、汽車道から赤レンガ倉庫を通り、山下公園・山下埠頭まで続く横浜臨港線跡の紹介記事です。

 鉄道の線路は同じ場所を走っているように思えても、地下化されたり・相互乗り入れのために走る場所を変えたりして、いつのまにか違う場所を走っていたりします。まるで川の流れのように、時間を経るうちに次第に道が変化して、廃線・旧線跡を残しているものです。

 もしもGoogle Mapなどに「廃線・旧線」表示モードがあったなら…と想像します。そんなモードがあったなら、今も残る線路跡を歩いてみたり、あるいは、昔の街を走る列車の姿を現在の景色に重ねて思い浮かべてみたくなります。

2013-09-25[n年前へ]

「駅ホームの黄線ルール」と「友だち以上でも友だち以下でもない」 

 鉄道のホームには「ここから先にはいかないで下さいね」という黄線が引かれています。ホームで列車を待つ時は、その黄線より内側にいなければなりません。それが黄線が示す「ルール」です。

 そんなルールを念頭に置いた上で、東急東横線の菊名駅のホームに立ち渋谷側寄りに歩いて行くと、そこにはまさに「矛盾」が立ちはだかります。ホーム端部はとても狭くなり、ホーム両端に引かれた2本の黄線が…いつの間にか1本に合体してしまうのです。黄線を境にして、どちらが外側なんだか内側なんだかわかりません。というか、もう、どちら側の両側も全部が全部「外側」です。

 ホーム上の黄線が、そこより(ホームの)先には立ってはダメよ!というメッセージを伝えるサインだったとしたら、ホーム上に1本の黄線だけが延びていたならば、「その黄線上に立ち続ける」ことしか許されなくなります。…とか、黄線の上を歩きながら黄線の上を眺めていると、こんなフレーズを思い出しました。「好きな女の子にラブレターを書いたら、”(あなたは)友だち以上でも、友だち以下でもありません”という返事が返ってきた。…ボクって、つまり何?存在し得ない存在ってこと?」

 ホームの黄線の上を、サーカスの綱渡りのように歩きつつ、そんな言葉を思い出します。



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