2009-12-14[n年前へ]
■理科はすきですか
遠くのホームでひとり列車を待っている人がいる。その人の方向へと、小さなロボットが自転車に乗って向かおうとしている。自転車に乗るロボットを、ひそかに、青い衣装をまとった女性が優しく見守っている。
ホームに立つ人はどこに行くんだろうか。小さなロボットは、どこまで行き着くことができるのだろうか。
理科はすきですか
村田製作所
2013-09-25[n年前へ]
■「駅ホームの黄線ルール」と「友だち以上でも友だち以下でもない」
鉄道のホームには「ここから先にはいかないで下さいね」という黄線が引かれています。ホームで列車を待つ時は、その黄線より内側にいなければなりません。それが黄線が示す「ルール」です。
そんなルールを念頭に置いた上で、東急東横線の菊名駅のホームに立ち渋谷側寄りに歩いて行くと、そこにはまさに「矛盾」が立ちはだかります。ホーム端部はとても狭くなり、ホーム両端に引かれた2本の黄線が…いつの間にか1本に合体してしまうのです。黄線を境にして、どちらが外側なんだか内側なんだかわかりません。というか、もう、どちら側の両側も全部が全部「外側」です。
ホーム上の黄線が、そこより(ホームの)先には立ってはダメよ!というメッセージを伝えるサインだったとしたら、ホーム上に1本の黄線だけが延びていたならば、「その黄線上に立ち続ける」ことしか許されなくなります。…とか、黄線の上を歩きながら黄線の上を眺めていると、こんなフレーズを思い出しました。「好きな女の子にラブレターを書いたら、”(あなたは)友だち以上でも、友だち以下でもありません”という返事が返ってきた。…ボクって、つまり何?存在し得ない存在ってこと?」
ホームの黄線の上を、サーカスの綱渡りのように歩きつつ、そんな言葉を思い出します。
2013-10-16[n年前へ]
■続 「駅ホームの黄線ルール」と「友だち以上でも友だち以下でもない」
「駅ホームの黄線ルール」と「友だち以上でも友だち以下でもない」で書いたホーム端部の黄線が合体して1本になってしまう場所は、少なくないようです。ホームが狭そうな駅に降り、ホームの端っこに行って見ると、結構な確率で2本の黄色線が1本に合体しています。
鉄道のホームには「ここから先にはいかないで下さいね」という黄線が引かれています。ホームで列車を待つ時は、その黄線より内側にいなければなりません。それが黄線が示す「ルール」です。…(しかし、ホーム端部に向かって)歩いて行くと、そこにはまさに「矛盾」が立ちはだかります。ホーム端部はとても狭くなり、ホーム両端に引かれた2本の黄線が…いつの間にか1本に合体してしまうのです。
もしかしたら、「ここより外側にいちゃダメよ」という黄色い線が1本になってる場所は「矛盾してる場所」ではなくて、そういったホーム端部で電車を待っていてはいけない場所なのかもしれません。電車がホームに着いてから、ようやく(電車に乗るために)歩いて良い場所なのかもしれないと、ホーム端部の1本黄色線を訪ねて歩く小旅行をしながら考えました。
ホーム端部の黄色1本を見ながら、身の周りの景色をよくよく眺めてみると、意外に考えさせられる面白いものが隠れていたりするのかもしれない、と考えます。
好きな女の子にラブレターを書いたら、「(あなたは)友だち以上でも、友だち以下でもありません」という返事が返ってきた。…ボクって、つまり何?存在し得ない存在ってこと?