hirax.net::Keywords::「赤外線カメラ」のブログ



2001-03-23[n年前へ]

赤外線と赤目 

 赤外線カメラで人の顔を撮影すると目がまるで猫みたいに光るのかな?そんなことしたことないから、判らないけど。

2007-12-29[n年前へ]

未来の立体ディスプレイが目の前にいる 

 Head Tracking for Desktop VR Displays using the WiiRemoteを見た。 Wiiリモコンの先端には赤外線カメラがついていて、赤外光を発する点の座標などを検出して、BluetoothでPCに送信することができる。その機能を使い、赤外レーザーダイオードをメガネにとりつけたユーザの顔位置をWiiリモコンで検出し、その位置に合わせた画像を描画するというシステムだ。結構面白い。

 前に『「未来の立体ディスプレイ」を作る』で遊んでみたディスプレイも類似のテクニックを使った立体表示法だ。Head Tracking for Desktop VR Displays using the WiiRemoteがディスプレイが固定されていて、そのディスプレイに対して動くユーザ視点を検地するのに対して、Thinkpadの加速度センサを使った立体ディスプレイの方は、固定されているユーザ視点に対して(位置を変える)ディスプレイが動く、という違いである。Wiiリモコンでなく普通のビデオカメラで同様なことをした例であれば、「ViewFrame2-マーカレス顔部検出手法を利用した“ViewFrame”-」などがある。

 誰もが携帯電話や、人によっては、PDAを持ち歩いている。そして、それらの機器には加速度センサや小型カメラといった各種センサが搭載されている。つまり、上にリンクしたような「立体表示」が可能な機器を私たちは持ち歩いている、ということだ。だから、未来の立体ディスプレイがもうすぐ手に入るような気がする。

 そして、「視差がないのに立体を表示するディスプレイ」の課題を解消するための鍵は、実は「遠山式立体表示法」の効果原理にあるかもしれない、と素人考えをすることがある。遠山式立体表示法の大きな効果は(そういう発表記事を見たことはないのだが)目のピントが合う領域をごく限られた部分だけにすることができるところに実はあったりするのではないか、と思うことがある。だとしたら、傾けたディスプレイ・デバイスで立体表示すると非常に効果的ではないだろうか、と妄想したりするのである。

2009-09-07[n年前へ]

「赤外線写真」(へ)の眼差し 

 今日は、「赤外線フィルター」のブログなど、なぜか赤外線関連のページへのアクセスが多く、不思議に思いました。その理由は、「赤外線撮影機能を持ったカメラによる水着盗撮」が話題に上っていたことによるものでした。

 その結果なのでしょうか、「IR 76 7.5X1 光吸収・赤外線透過フィルター(IR) 」がサイト経由で数枚売れていました。

 赤外線で写した大自然や大都会は、幻想的で美しいものです。しかも、自分が眺めている目の前の景色が、似ても似つかぬ景色に変身するさまには、本当に驚かされます。

 いつも見慣れている交差点も、赤外線で見てみると、何だか現実感のない不思議な世界に思えてきます。自分がよく知っている可視光の世界とは、違う世界が見えてきます。

カメラ付きケータイで赤外線の世界を見てみよう!?

 Amazon経由で売れたフィルターたちが、初夏の樹木や、冬の海や、太陽が明るい日向と日陰を作る景色に向けられるか、あるいは、夏の終わりのプールに向けられるのかはわかりません。ただ、「赤外線」で眺めるなら、人を写すより自然の方が魅力的だと思います。それを逆に言うならば、人は可視光で眺める方がよほど魅力的であるように思えます。それが、自然な姿なのかもしれません。

2009-11-26[n年前へ]

NEWS今昔物語「男と女と世界が動く」編 (初出2004年09月30日) 

5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと

 今年の(検索エンジンから本サイトへ辿りついた際に用いられた)検索ワード・トップ3を今眺めてみると、「スクール水着」「直江喜一」「モザイク」だ。「スクール水着」は、ここ十年近く不動の一位である。ちなみに、4位は「スク水」だ…。

 SPAMの世界も色々変わっていそうだが、最近はGmailのSPAM判定にすべてをまかせてしまっている。多分、きちんとしたメールなのにSPAMメールだと誤判定されてしまっているメールもあるだろうが、SPAMフォルダをチェックするのも面倒で、多分読んでいない連絡メールなどもあるに違いない。

(記事を書いた時の)ひとこと

 私のサイトは「水着 赤外線 透ける」で検索したりすると何故か上位に来てしまう。そのせいで、今年の夏はそんなキーワードを携えて検索エンジン経由で私のサイトに訪れる人々が多かった。困ったものだ。

「透けない?ごみ袋」と「透けない?水着」

 最近は、中身を確認することができる指定の半透明ゴミ袋でなければ使ってはいけない自治体が多くなった。それに伴って、中身が透けたゴミ袋がカラスに突き破かれ問題になっているという。そこで、先日15日、大倉工業が「黄色いゴミ袋」を開発した。今回開発された「ゴミ袋」は、人間には普通に中身が透けてみるためゴミ分別状況を確認できるが、カラスの色覚では袋の中身が見えないため、カラスに荒らされることが少ないという。

 今夏にはデサントが赤外線カメラの水着透過撮影による盗撮防止の素材を開発したというニュースが流れた。 従来の水着が「(人間には見えない)赤外線では透けて見えてしまっていた」ものを、(赤外線でも)透けないようにしたものだ。「ゴミ分別問題」と「盗撮問題」という全く別の問題に対する解決策が少し似ているのが、何だか面白い。

「男と女」のプログラミング・スタイルと100m走記録

  以前、視覚・感性・プログラミング・スタイルで眺めた「男と女のニュース」を書いたが、先月は「男と女の性的行動の違い」をプログラミングの例外処理で例えた「性的(≠静的)型付け言語(例外処理編)」という面白い解説が公開された。プログラマなら、男性でも女性もきっと楽しめると思う。

 ところで、「オリンピックの100m走の記録解析によれば西暦2056年には女性の記録(8秒079)が男性記録(8秒098)を越える」というビックリ研究結果Natureの先月30日号に掲載された。100mを8秒08で走る女性アスリートが出現する時代には、「男と女の違い」はどんなものになっているのだろうか?

フォント解析で政治が動く

 以前、「米国防省のイラクに関する文書から「検閲により消されてしまった文字」が、技術的に復元された」という記事を書いた。フォント解析が機密文書の秘密を暴露した、という話だ。

 今度は、米国大統領選の行方をまたもやフォント解析が握っているという。先月、ブッシュ大統領の徴兵回避工作の証拠としてCBSで公開された文書('70年台にIBMのタイプライターで作成されたものだという)が、フォント解析の結果によると、Microsoft WordでTimes New Romanというフォントで用いて作成されたものだ(日本語による記事)という。つまり、ブッシュ大統領に対するその疑惑文書は真っ赤なニセモノだったというわけだ。昔の文書は、電子文書化されていないが故に偽造が難しい…のである。

SPAMメールの震源地

 インターネット上でメールアドレスを公開していると、SPAM(迷惑)メールやウィルス・メールの大津波に日々襲われてしまう。そんな迷惑なメール津波の発信源を刻々描く世界地図がSPAM対策サービス会社のPostiniにより作成されている。

 その迷惑メール世界地図(Mapsタブから見ることができる)を見れば、中国・日本・韓国をはじめとする大震源地を知ることができる。知ってもどうにもならないかもしれない…けれど。

2012-07-01[n年前へ]

iPhone 4を「赤外線カメラ」にする「裏」技テクニック 

 「赤外線だけを通すフィルタ」をカメラのレンズの前に取り付けると、「赤外線だけで眺めた風景」を撮影することができます。私たちが見ることができる可視光の世界と、赤外線で見る世界は全然違うので、「(赤外線だけを撮影した)赤外写真」が好きな人は多いようです。

 iPhone 4のカメラは、赤外線を撮影することができません。たとえば、赤外線を発するリモコンを撮影してみると、iPhone 4のカメラには「赤外線LEDの発光がほとんど映らない」ことがわかるかと思います(下右側が発光中の写真です)。

 

 だから、iPhone 4のカメラ・レンズの前に「赤外線だけを通すフィルタ」を取り付けると、そこに映るのは「ただただ真っ黒な世界」ということになってしまいます。

 しかし、実は、iPhone 4を「赤外線カメラ」にする裏技テクニックがあります。…というのも、「赤外線が映らない」というのは、iPhone 4のリアカメラだけで、フロントカメラは、赤外線にバッチリ感度がある(赤外線カットフィルタが入っていない)からです。だから、iPhone 4のフロントカメラで赤外線リモコンを撮影してみると、赤外線LEDの光を眩しいくらいに撮影することができます。それが下の写真です。

 

 というわけで、iPhone 4 のフロントカメラに可視光カット・赤外線通過フィルタを取り付け・撮影してみたのが右の写真です。あいにくの曇り空だったので、ちょっとパッとしない写真になってしまいましたが、樹木の葉が白く輝く赤外写真独特の世界が映っています。

 というわけで、iPhone 4を「赤外線カメラ」にする裏技テクニックは、(通常のリアカメラではなく、手前側にある)フロントカメラを使うべし、です。

 …ちなみに、iPhone 4s のフロントカメラは、iPhone 4と同じです。ですから、少なくともフロントカメラを使えば、iPhone 4と同じように赤外線写真撮影をすることができます。(ただし、リアカメラがiPhone 4で使われているOmniVision製でなくSony製の別カメラユニットが使われているということなので、リアカメラでも赤外線写真を撮影することができるかもしれません)


参考:透け透け水着の物理学 ~iPhone4で「裏」ワザ 編 
参考:
 うちのiPhone 4Sでやったら リアカメラでもリモコンの赤外線が見えた。

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