hirax.net::Keywords::「フードファインダー」のブログ



2012-01-06[n年前へ]

デジカメの「背面液晶が苦手な理由」と「背面液晶用フードファインダ」 

 背面の液晶画面を見るタイプのデジカメは苦手です。 苦手な理由は大きく分けて、2つあります。1番目の理由は「(比較的一般的な)使いにくさ」の問題で、もうひとつの理由は「個人的な好み」の問題です。

 1番目の理由は「(比較的一般的な)使いにくさ」の問題は、老眼になると近くがみづらいので、デジカメ背面の液晶画面を眺めようとすると「小さく前へならえ」のポーズで眺めざるをえない、という理由です。光学ファインダーであれば、目の老眼に対する補正もファインダ内部で行えるので、「前へならへ」ポーズをする必要がないわけです。

 2番目の「好み」は、個人的な感覚です。「背面の液晶画面を眺める」さまは、「撮影対象に目を向けていない・見ていない」ように感じてしまうという「気持ち」です。光学ファインダーなら、(たとえば)右目でファインダーを介して対象物を見つめ、左目は自分の目から直接対象物を(その周りの広い範囲も含めて)眺めている、と感じられるのですが、「液晶画面」は何か「対象物でない何か他のものを見ている」ように感じられてしまい、気持ちの悪さを感じてしまうのです。これは、本当に個人的な感覚であり好みです。

 ところで、年をとると誰しも老眼になり近くが見えにくくなります。だから、「こういうものがあるべき」という(ローライの)フードファインダー付きデジカメを作っている人もいます。たとえば、右の写真はリコーのデジカメにフードファインダーを取り付けた例です。もちろん、使わない時には折り畳めるようになっていますから、持ち運び時もコンパクトで、とても使い勝手の良い一品です。

 液晶ファインダーを覗くと、たとえば右の写真のような感じです。単に像が拡大されて見やすいというだけでなく、眩しい太陽に照らされた昼光中で撮影する時にも、周りの明るさのために見えにくくなるということもなく、非常に見やすく感じます。

2013-08-15[n年前へ]

デジカメ用のフード・ルーペ・ファインダーを作ろう!? 

 シニア人口が増加して、つまりは「老眼族」が増えるのに「光学ファインダーがないカメラ」ばかり発売されています。それでは困る!老眼族としては非常に困る!…というわけで、(以前も作った)デジカメ液晶用ルーペファインダーを、今回はフードファインダーとして、つまり外光が入らないような構造として、真面目に作り直してみることにしました。

 まずは、折り紙で構造を考えた上で、プラ板+単レンズで、大雑把な構造模型を作ってみたもの動かしてみたようすが、下の動画です。ハッセルブラッドの折りたたみファインダーを意識しつつ、お値段は限りなく安く作ることができる構造を試行錯誤しつつ考えています。



 こんな昔のカメラ風なデジカメ用フードファインダーを作り、ファインダーの先にある風景を覗いてみると、暗箱の中に浮かび上がる風景は、カメラ背面の液晶を(明るい中で)ただ眺めるのとは違う感覚をもたらすような気がします。

デジカメ用のルーペファインダーを作ろう!?






2014-03-01[n年前へ]

"RIKEN"のロゴが刻まれた理研光学のRICOHFLEX2000円ナリ 

 駅前スーパーの中にある雑貨屋で、"RIKEN"のロゴが刻まれた RICOHFLEX 2000円ナリを売っていました。RIKENはつまり理化学研究所から生まれた理研光学(リコー)のことで、RICOHFLEXは理研光学が数十年前に作った二眼レフカメラです。

 リコーは、理化学研究所の研究開発を工業化するために設立された「理化学興業株式会社」から感光紙事業を継承し、1936年に「理研感光紙株式会社」として創業しました。翌年にはカメラ事業にも進出。 1950 年代初頭にカメラの大量生産体制をわが国で初めて確立し、一般大衆へのカメラの普及を促進しました。
 フードファインダ部を分解してデジカメに取り付けるつもりで買ったのですが、いじっていると、何だか心地良くて、分解するのが少しもったいなくなってきます。

 フードファインダ部を取り外してコンパクトデジカメにくっつけてみると、折りたたみ時に本体と干渉してしまうことに気づきました(冷静に眺めれば、分解するまでもなく当たり前に気づかなければならないところです)。








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