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2006-02-05[n年前へ]

北千住・東久留米 

 あっという間に、インラインホッケーのプレーオフは終わり、北千住アメージングスクエアから十数年ぶりに東久留米へ向かう。高校生になった頃に、いつも酔って歩いた道のりを、iPodで音楽を聴きながら歩いて会場に向かう。

 横に置いてあるDX 7を懐かしく眺めながら、ビールとカクテルと…をクピクピと飲みつつ、最後には新郎と新婦が演奏するウルフルズの「いい女」を聴く。

世界で一番 おまえが好きでほんとに出会えてよかったと思ってるよ

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2009-02-22[n年前へ]

「悪女」と「嘘」 

 ずっと昔、よく深夜の小平霊園で時間を過ごした。何人かで深夜にかくれんぼをしたり、飲んだ後、小平霊園の中を、瓶ビールを飲みながら歩いたりした。高校時代に夜を過ごした場所は、小平霊園と小金井公園と多磨霊園が多かった気がする。

 その小平霊園の一角で有吉佐和子は眠っている。その墓石を写した写真が「有吉佐和子 (新潮日本文学アルバム)」のp.95掲載されている。右上の写真は、その小平霊園の中を歩きながら撮影した写真だ。

 この本に橋本治が書いている「彼女の生きていた時代(p.97)」は本当に魅力的だ。

 逆境にめげずにひたすら前へ突き進んで行く意志の強い女を書かせたら、彼女の右へ出るものはいないだろう。しかし、それだけではないだろう。
 一人の女が、女としての論理を一貫させて生きようとした時、そこには必ず、世の中というものを作る男の論理との衝突が生まれる。その衝突を回避するために、女にとって”嘘”とか”沈黙”といったものは必須になる。
 橋本治の目を通して、有吉佐和子が書く「悪女」あるいは「悪女の嘘」を読むと、それらが本当に魅力的で、正確すぎるくらい正確なスケッチに見えてくる。そして、その「悪」や「嘘」が魅力的に見えてくるのが不思議だ。

 そんな「悪女」を有吉佐和子が描いた小説「悪女について 」について、有吉佐和子自身が書いている文章が、これまた良い。



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