hirax.net::Keywords::「松任谷由美」のブログ



2001-08-31[n年前へ]

きみなき世界 

 松任谷由実のベストを車で聞いている。歌詞の途中でふっと転調し、所在なげに、居場所を見失う箇所が一番好きだ。

ぼくたちは、ぼくたちを捨ててきた。あの時に。
という瞬間に、ふと世界を見失う感じが、これ以上なく、リアルだ。

 そして、「きみがいない広すぎる世界で、ぼくはただ座る場所を探してる…」という感じの歌詞と合っていて、本当にその部分に惹きこまれる。

2009-05-22[n年前へ]

荒井由美「ひこうき雲」 

飛行機雲の交差点  朝日新聞「うたの旅人」 荒井由美 「ひこうき雲」から。

 ファンクラブは結局、自主的に解散した。70年代の、内省的で、やや湿り気を帯びながら硬度もある東京の空気が次第に後退し、プレ80年代の明るさが兆し始めていた。

白い坂道が空まで続いていた
ゆらゆらかげろうが あの子を包む
誰も気づかず ただひとり
あの子は昇っていく



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