2001-08-31[n年前へ]
■きみなき世界
松任谷由実のベストを車で聞いている。歌詞の途中でふっと転調し、所在なげに、居場所を見失う箇所が一番好きだ。
ぼくたちは、ぼくたちを捨ててきた。あの時に。という瞬間に、ふと世界を見失う感じが、これ以上なく、リアルだ。
そして、「きみがいない広すぎる世界で、ぼくはただ座る場所を探してる…」という感じの歌詞と合っていて、本当にその部分に惹きこまれる。
2009-05-22[n年前へ]
■荒井由美「ひこうき雲」
ファンクラブは結局、自主的に解散した。70年代の、内省的で、やや湿り気を帯びながら硬度もある東京の空気が次第に後退し、プレ80年代の明るさが兆し始めていた。
白い坂道が空まで続いていた
ゆらゆらかげろうが あの子を包む
誰も気づかず ただひとり
あの子は昇っていく
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