2003-01-19[n年前へ]
■空気が映っている景色
休日に外を歩くと、水で洗われワックスがけされている車をよく見かける。洗車されてワックスがけされた後の車には色鮮やかな存在感がある。洗車される前の煤けた色の車とは全然違う。そして、そんな景色を見ると、その車の存在感だけではなくて、車の周りの空気の存在感も確かに感じることができるようになる。
江国香織は「都の子
」の中でそんな景色を「雨に濡れたものの色が、ああも冴えざえするのはどうしてだろう。… 雨は、すごくどきどきする。 … 冴えざえ、という言葉の持つしずけさを、視覚化したみたいな眺めだ」という風な言葉にする。
どんなものも表面に凹凸があって、その表面で周囲から来た全ての色んな光が反射して私たちの目に入ってしまう。だから、私たちが見ている「何か」の色は、その「何かの色」だけでなくて「周りの全ての色」が混じり合った濁った色になっている。だから、私たちが見ている「何か」の色はどうしても鮮やかな色にはならない。だから、雨やワックスがそんな表面に凹凸を埋めて、表面を覆ってしまえば、私たちはその「何か」の色だけを見ることができるようになる。緑の葉は鮮やかな緑だし、影の部分はしっとりとした黒になる。だから、雨に濡れたものの色はとても冴えざえするし、その「冴えざえ」は周りの空気の透明感も映し出すようになる。
そして、そんな光の反射だけでなくて、雨が上がった後の空には柔らかくも強い陽が差していることが多い。そして時には虹だって見える。雨が上がれば、そんな景色を眺めるために街へ駆け出すのだ。
2003-03-07[n年前へ]
■手とマウスの接触領域を視覚化
Microsoftマウス/キーボード開発の裏側を記事にした中の「赤外線画像によって手とマウスの接触領域を視覚化」した図はなかなか面白い。特に、手の方の接触部を可視化したのが見た目に面白い。
2003-04-04[n年前へ]
2003-07-19[n年前へ]
■ニュースの内容の二次元分布
横軸を「えんため」←→「科学・技術」、縦軸を「かたい」←→「やわらかい」でニュースを二次元表示する「misakidexによるニュースの視覚化」。とても興味深い。