2010-08-15[n年前へ]
■物理シミュレーションを使った”テトリス”風ゲーム
Radium Software 「ゲームフレームワークLOVE」から。
テトリスを模した物理シム系のゲームだ。シンプルなネタゲームだけれど、世界で最も有名であろうゲームボーイ版のテトリスに対するオマージュが感じられて面白い。
このゲームは"LOVE"という、スクリプト言語Luaをベースにしたフレームワークを使って制作されている。LOVEには2D物理エンジンとしてBox2Dが組み込まれているので、こういった物理シムを使ったゲームは比較的手軽に制作することができる。
LOVEはよくできている。でも敢えて贅沢を言えば、これと同レベルのものがHTML5+JavaScriptで登場すればいいのに……と、個人的には考えている。この手のカジュアルゲームは、インストール不要で遊べることが必須だからだ。
2010-09-01[n年前へ]
■「PHYZIOS Lab」ベータ版サービス開始
物理プログラミングをWeb上で体験!「PHYZIOS Lab」ベータ版サービスを開始
「PHYZIOS Lab」では、物理シミュレーションを用いたプログラムをWeb上で書いて、その場で実行させることができます。物理エンジンとしてはシンプルな物理表現に向いたBox2Dを採用、スクリプト言語としてはゲーム組み込み用言語として人気のあるLuaを採用することによって、これまでにないカジュアルな物理プログラミング体験を実現しています。
2012-11-01[n年前へ]
■iPadプログラミング環境Codea(Codify)がネイティブアプリを作れるようになっていた
Lua言語を使いiPadアプリをとてもお手軽に作成することができるCodea(Codify)がランタイムライブラリを使うことでApp Storeに出せるネイティブアプリを作成できるようになっていました。
物理シミュレーションエンジンも積み、(かつてのCocoaを彷彿させるような)お手軽プログラミング環境は、とても魅力的ですね。
■iPad上で使うLua言語プログラミング環境Codeaでネイティブ・アプリを作ってみよう!?
Lua言語を使いiPadアプリをとてもお手軽に作成することができるCodea(Codify)がランタイムライブラリを使うことでApp Storeに出せるネイティブアプリを作成できるようになったということで、その手順を確認してみました。
Codeaのランタイム・ライブラリをダウンロードすると、その中にXcodeプロジェクトを作成するシェルスクリプト(make_project.sh)があります。そこで、
make_project.sh hogeとタイプして、Xcodeプロジェクトと必要なファイル群を生成します。エミュレータで動かすのなら関係ありませんが、このhogeはアプリケーションのBundle Identifier にも使われます。
その後、Xcodeプロジェクトを開き、ClassesからProject.codeaを削除した上で、(iExploerなどで)iPad内のCodeaディレクトリ内から(ネイティブ・ビルドしたい)プロジェクトファイルをOSX側にコピーした上で、プロジェクトファイルをProject.codeaとリネームして、XcodeのClasessフォルダに(フォルダー・リファレンスを行わせた上で)コピーします。つまり、単にデフォルトのProject.cocoaを(ネイティブ・ビルドしたい)プロジェクトファイルで入れ替えます。
あとは、ターゲットを選んだ上でビルドすると…ターゲット上でCodeaネイティブ・アプリが転送され、走り始めます。たとえば、右のスクリーンショットはiPad2でサンプルのゲーム・コードをネイティブビルド&実行してみたところです。
Lua言語でproce55ingのAPIを参考にして作られている…というCodea環境をいじってみたくなる人も多いに違いない…というわけで、Codeaでネイティブ・アプリを作る手順を実際に追いかけてみました。