2012-06-18[n年前へ]
■PILOT 多色ボールペンのペン先部分が汚れない「秘密の工夫」
PILOT の多色ボールペンは、「(ペン先に近い)透明筒部分が汚れない構造」になっている、と聞きました。そこで、PILOTの多色ボールペンの「ペン先近くの透明筒部分」を拡大して眺めてみました。
拡大して眺めてみると、なるほど確かに多色ボールペンの色芯が前後する時に、汚れることがない構造になっています。筒の内側には、何本もの(的確な曲率の)山谷が刻まれていて、ボールペンの芯が飛び出そうとする時には、まず芯の根元が山谷レールに触れ・レールに導かれ…そしてペン先端から芯が突き出すような構造になっています。
(ペン先に近い)透明筒部分が汚れる分には、特に支障はありません。けれど、ボールペンのペン先(ボール)がキズ付いたりする心配がないというのは便利かつ安心かも知れません。
店頭に並んでる文房具にも、色んな「工夫」がこらされていて、そんな工夫が何かの違いを生み出しています。 そんな工夫や効果を眺めてみるのは、意外に面白いものです。
2012-09-22[n年前へ]
■PILOTだけが「リフィル多色ボールペンのノックボタンをインク同色」にできるヒミツ!?
『PILOTだけが「リフィル多色ボールペンのノックボタンをインク同色」にできるヒミツ!?』を書きました。
PILOTだけが「リフィル多色ボールペンのノックボタンをインク同色」にできるヒミツは、結局のところ、「PILOT社の多色ボールペンだけが、後端(ペン先とは逆側)から替え芯を入れる構造になっている」ということに尽きます。そして、さらに言えば、PILOT社だけが「その構造の多色ボールペンを作ることができる」のは、その構造が「特許第4689513号」という特許でPILOT社の権利として保護されているからです。
2013-03-02[n年前へ]
■「一瞬で消せるフルカラープリント」は「消した画像を復活させる」こともできる!
『一瞬で消せる「フルカラープリント」を作ってみた!』では、加熱することで色を消すことができるフリクションボール(ボールペン)の4色を使って、何時間も掛けて(手作業で)フルカラー画像を描いた上で、180℃ほどに熱したフライパンの上に載せ、一瞬で画像を消してみました。
何時間も掛けて描いたフルカラー画像が一瞬で消えてしまうのは「とてももったない」ような気がします。けれど、大丈夫。フリクションボール(インク)は冷やせば色が元に戻ります。
このメタモカラーは一定の温度になると変色し、常温に戻ると元の色が復活します。現在のフリクションインキは65℃で色が消え、-20℃で復色するよう変色温度幅を85度に設定してあります……というわけで、フライパンの上で熱したことで色が綺麗さっぱり消えてしまった「真っ白な紙」を、冷蔵庫に一晩放置して、画像(色)を復元させてみました。それが、右上の画像です(最初に描いた消色させる前の元画像)。
もっと知りたい!フリクション
「一瞬で消せるフルカラープリント」は「消した画像を復活させる」こともできる!のです。