2013-10-22[n年前へ]
■「引き寄せられ、そこで生み出された少しのズレ」が、個性や存在を作り出す。
「仙台単身赴任生活」の、「何かが集まった集合体」の存在を連想して、何だかとても考えさせられた一節。周りのものを引き寄せて、そこで生まれたズレや何かの勘違いが、さらにモノや人を集めて大きくなったり、ぶつかって反発してみたり、あるいは続いていたりする…なんて、世に多くあること=普遍的に多く生じる・一般性のあることなのかもしれない、と感じたりします。
台風がふたつ日本に近づいてる。台風って大きな低気圧なので合体してしまわないのか、と思うんだけど、台風はただ気圧が低いだけではなくて角運動量を持っている。…それぞれの台風が自分の角運動量を保存しようとするせいで…反発する方向の力になる…
台風の物質としての実体は空気だけど、それはどんどん入れ替わる。…空気が質量を持っていて吸い込まれる時に少しどっちかに寄ってしまうせいで角運動量を増やす方向になる。…台風のアイデンティティは、つまり物質的実体としての空気は入れ替わってるのに、27号だ28号だとまるで鉄人のように区別できるその根源は、気圧ではなく、角運動量だといえるのではないか。
2013-10-23[n年前へ]
■「忘れっぽい人間のアイデンティティ」と「人生の記憶としての火傷跡」
どんどん細胞が入れ替わっているのに、なぜ中学生の時の火傷跡が消えないのか不思議でなりません。…保ってどうすんねん、そんなもん。
いえいえ、それも含めてのアイデンティティです。人間の脳味噌は忘却が得意なので、経験したことを歴史に刻むために、火傷跡は一生消えないようになっています。
人生のいいとこ取りしたような人ばかりになってしまったら、アイデンティティに意味は無くなります。だから、それでいいのです。
走り出したら、何か答が出るだろなんて、
俺もあてにはしてないさ。 してないさ。
男だったら、流れ弾のひとつやふたつ、
胸にいつでも刺さってる。刺さっている。
SHOGUN 「男達のメロディー」
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