hirax.net::Keywords::「コンパクトデジカメ」のブログ



2009-07-20[n年前へ]

画像処理で「ボケ」を生成するコンパクトデジカメ 

 富士フイルムが画像処理で「ボケ」を生成するコンパクトデジカメ「FinePix F70EXR」を発表した(FinePix FX-F70EXR SFX-F70EXR GM )。

また、新たに「ぼかしコントロール」機能を搭載したのも特徴。同機能では、1回のシャッターでピント位置を変えて自動連写することで、カメラが自動で主要被写体と背景を判断。カメラ内で主要被写体と背景の画像を別々に処理し、背景のぼかしを強調した画像を生成する。

 焦点深度を変えた複数画像から、あるいは、今回の富士フィルムの製品のように焦点位置を変えた複数画像から、レンズのボケを人工的に生成するカメラはいつか出てくるだろうと思っていたが、そんなカメラがようやく市場に登場した。

 光学系というハードウェアと画像処理アルゴリズムというソフトウェアをどのように使うかという配分を考えた時、光学系を形造る材料・製造のコストと画像処理を行うためのさまざまなコストを天秤に載せてみれば、こんな「画像処理で「ボケ」を生成するコンパクトデジカメ」の誕生は必然だと思う。小さくて・軽くて・安いカメラで、そこそこの画質でよくて、なおかつ綺麗で楽しい画像を実現することを考えれば、「ボケ」は画像処理で生成するのが一番だと思う。

 「ボケ」を画像処理で生成するのであれば、たとえば、右の画像のような縦と横に虹色に輝くクロス・フィルター的なボケにしたり、あるいは、円形のボケにしたり・六角形のレンズの絞り形状風のボケにしたり・・・と自由自在に写真を撮ることができる。つまり、カメラのサイズは小さく薄いままで、自由自在に「レンズ」を変えることができる。そんなカメラが嬉しいことにようやく登場した。

 「小さく・薄い」のに、自由自在に「レンズ」「フィルター」を変えることができるカメラが、これをきっかけに、たくさん出てくると良いなと思う。

2010-01-28[n年前へ]

PENTAXが一眼レフ(Auto 110)をイメージしたコンパクトデジカメを発売 

 「PENTAX、一眼レフをイメージしたコンパクトデジカメを発売

 HOYA <7741> のPENTAXイメージング・システム事業部は26日、一眼レフカメラをイメージしたユニークな外観デザインのコンパクトデジタルカメラ『PENTAX デジタルカメラ Optio I-10 』を、2月下旬より新発売すると発表した。
 機能面では、人物はもちろん、犬や猫の顔も検出可能な顔検出機能をはじめ、広角から望遠まで気軽に撮影できる光学5倍ズームレンズ、有効画素数約 1210万画素と最新の画像処理エンジン、高画質でなめらかなHD動画撮影機能、さらには撮影状況に応じた3種類の手ぶれ軽減機能など、最新の機能がコンパクトなボディに凝縮されている。

 上記記事では書かれていないが、スタイルは見るからに”110フィルム使用の一眼レフ名器、ペンタックスAuto 110”の再来である。レンズ交換ができさえすれば、以前書いた記事「最高に小さなデジカメ一眼レフが登場」そのものである。ブラックとパールホワイトと2つのカラー・バージョンもAuto 110そのものだ。

 何しろ、名前だって良く見れば、"I-10=110"という風に読めるように名付けられている。この暗に「わかりますよね?」と高らかに宣言する心意気には、実に憧れる。

 いつかきっと、レンズ交換もできる"Auto 110 Digital"が登場する日を願いつつ、それまではこのPENTAX デジタルカメラ Optio I-10 パールホワイト OPTIOI-10PH を買って使ってみることにしようか。

2010-08-02[n年前へ]

パナソニック、フルHD動画機能付きなどコンパクトデジカメ「LUMIX」4機種 

 パナソニック、フルHD動画機能付きなどコンパクトデジカメ「LUMIX」4機種

 パナソニックは、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX」シリーズの新製品4機種を2010年8月20日に発売する。フルHD(1080p)動画撮影機能を搭載した「DMC-FX700」、光学24倍の高倍率ズームモデル「DMC-FZ100」、マニュアル撮影がしやすいハイエンドモデル「DMC- LX5」、薄型スタイリッシュモデル「DMC-FP3」。

 DMC-FX700は、AVCHD形式で動画を撮影・記録できる。スリムでスタイリッシュなボディと、高画質な静止画・動画を両立させた。背面の3.0 型タッチパネル液晶で、ズーム、シャッター、オートフォーカスなどの操作が簡単にできる。撮像素子は有効画素数1410万のMOSセンサーで、レンズには光学5倍ズーム(35mm判換算で24~120mm)の「LEICA DC VARIO-SUMMICRON」を採用した。本体の大きさは幅103.5×高さ55.8×奥行き24.5mm、重さは約176g(バッテリー、メモリーカード込み、以下同じ)。予想実売価格は4万円前後。

2010-09-07[n年前へ]

楽しみ方無限大「ナノブロック」×「Optio」コラボ 

 楽しみ方無限大「ナノブロック」×「Optio」コラボ

 ペンタックスは9月9日、「ダイヤブロック」などで知られるおもちゃメーカーの河田とのコラボレーションしたコンパクトデジカメ「Optio NB1000」を近日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は2万円前後。
 新製品「Optio RS1000」をベースに、カメラ前面へ河田の「ナノブロック」を組み込めるプレートを設置した。ブロックをさまざまに組み合わせることで自由にデコレーションできる。

2010-11-24[n年前へ]

写真機も巨大なデータベースへの接続が必須の時代 

 「デジカメにネット接続性が求められつつある今、コンパクトデジカメは携帯電話カメラに駆逐されつつあるのだろうか

 スマートフォンの世界を見てみると、すでに次世代型のサービスが各種登場してきている。写真とソーシャルを融合するサービスが次々に登場しているのだ。たとえばInstagram、 Hipstamatic、Picplz、Path、DailyBooth、CameraBag、Treehouse、IncrediBooth、 Diptic、Burstnなどの名前を挙げることができる。そして日々、数百件もの新しいアプリケーションが登場してきているような情勢だ。そのような中、コンパクトデジカメについてはまだ初めの第一歩も踏み出していないというのが実情だ。非常に残念な現状だと思うのだがいかがだろうか。

 以前はいつも一眼デジカメを持ち歩いていましたが、今は(瞬時に写真を撮りたい)お祭りを見に行く時くらいしか使わなくなってしまいました。それ以外のすべての用途は、ケータイかiPhoneのカメラ機能ですませるようになっています。メモ写真としての画質は十分にあるし、付加機能も各種そろっているからです。

 写真機も、巨大なデータベースに接続することが必須の未来が、もう訪れているような気もします。(表層をなぞり続けてきたけれど)「真を写す」という名前を持つ写真機ならば、そんなことが求められるようにも思うのです。



■Powered by yagm.net