2010-12-24[n年前へ]
■本当にサンタがいる、ということに気づく
数式が重なるその向こうに見えてくるのは・・・の「サンタが街にやってくる」
こうして、サンタたちはこどもの枕元にやってくる。むかしこどもだったサンタたちがこどもたちの枕元にやってくる。そして、夢を見ているこどもたちが起きてしまわないように、そっと枕もとにプレゼントを置く。
・・・そして、その時、本当にサンタがいる、ということに気づくのだろう。
2011-12-05[n年前へ]
■「こどもに贈り物を届けたいと願う”存在”を蒸留したもの」こそサンタという存在だ
「大人」に対して、「サンタクロースはいると思うか?」「世界中に何人のサンタクロースがいると思うか?」という調査に関するニュースリリースを読みました(「クリスマスの過ごし方」に関連する調査)。その結果は、 サンタを信じる大人は3人に1人で、世界には289,500人のサンタがいる…と考えている、というものでした。
「サンタクロースはいるはずがない」という「証明」をかつてしようとしたことがあります。しかし、そんな否定の証明をしようとして気づいたことは、サンタクロースは確かに存在していたんだ、ということでした(サンタが街にやってくる - 複数サンタクロースの巡回問題)。
Q: 調べていて,意外な結論が導きだされたりすることはあるのですか?
A: いいえ、結論(オチ)まで考えてから実際の計算や 実験に取りかかるので,意外な答えに至ることはありません。ただ、一回だけ、「意外な答え」に気づき、驚いたことがあります。それは、「サンタが街にやってくる」という話です.
月刊化学
ちょうど10年前のこと、無味乾燥な数式をノートに書いているうちに気づいたことは…その数式の意味として気づかされたことは、「(すやすやと眠る)こどもに贈り物を届けたいと願う”存在”を蒸留したもの」こそがサンタクロースという名前で呼ばれる存在であって、そんな存在が確かに(小さかった頃の)自分の前にもかつて居て、時を経て、自分の目の前やその先にもいるだろう、ということでした。
だから、『成人男女の3人に1人が「サンタクロースはいると思う」と考えている』というのは、それって全然不思議じゃないよね、だってそうでしょう?……と、そう強く感じるのです。
2011-12-22[n年前へ]
■サンタが街にやってくる(2011年版)
10年前に書いた文章をもとに、キャンパスに通っているくらいの人向けに(いやちょっと無理があるか)、難しいところは割愛しつつ書き直しました。「サンタが街にやってくる」
ひとりのこどもが世界のどこかに現れたとき、どこかのこどもがサンタに変わります。…こどもの声に呼ばれ、サンタへと姿を変えていきます。そして、姿を変えさせたこどもの顔を見た時、世界には確かに本当にサンタがいたということに気づくのです。
■私たち・時代が求めるものを与える「広告」
「コマーシャル」「広告」が大好きです。なぜなら、それは今の時代が欲するもの、つまり、わたしたちが求めるだろうこと、を絶妙な感覚で与える「センサー」だから、です。
横浜、みなとみらいの街を自転車で走っている時、コカコーラの「ハピネス・トラック」とすれ違いました。赤く塗られた「サンタクロースをたくさん乗せた21世紀風のトレーラー」の後ろ姿を眺めれば、思わず、AIが歌うハピネスが頭の中に響いてきます。
そんな車道から歩道に目をやれば、ちいさなこどもを連れたお母さんとお父さんが、冬の空に光を綺麗に灯す観覧車の方へと、手を繋いで歩いています。
それが、クリスマスを迎えようとする横浜 桜木町近くで眺めた景色です。
どんなに嫌な1日だって、
君の笑顔で最高になっちゃう。
君が笑えば、この世界中に、
もっともっと幸せが広がる。
君が笑えば、すべてが良くなる。
この手で、その手でつながる。
2012-12-05[n年前へ]
■『こどもに贈り物を届けたいという願いを蒸留したものがサンタという存在だ』
「n年前へ」から。
Q: 調べていて,意外な結論が導きだされたりすることはあるのですか?
A: いいえ、結論(オチ)まで考えてから実際の計算や 実験に取りかかるので,意外な答えに至ることはありません。ただ、一回だけ、「意外な答え」に気づき、驚いたことがあります。それは、「サンタが街にやってくる」という話です.
月刊化学
ちょうど10年前のこと、無味乾燥な数式をノートに書いているうちに気づいたことは…その数式の意味として気づかされたことは、「(眠る)こどもに贈り物を届けたいと切なく願う”存在”を蒸留したもの」こそがサンタクロースという名前の存在であって、そんな存在が確かに(小さかった頃の)自分の前にもかつて居て、時を経て、自分の目の前・その先にもいるのだろう、ということでした。
「こどもに贈り物を届けたいと願う”存在”を蒸留したもの」こそサンタという存在だ
こうして…サンタが街にやってきます。ひとりのこどもが世界のどこかに現れたとき、どこかのこどもがサンタに変わります。むかしこどもだったサンタが、眠るこどもたちの寝顔を眺め、夢を見ているこどもたちを起こさないように…そっとプレゼントを置くのです。
新たにこの世界に生まれて来たこどもの声を聞き、小さな頃いつもプレゼントが届けられていたという(かつての)こどもが、サンタなんか来たことがないという(かつての)こどもも、みなサンタへと姿を変えていきます。そして、自分の姿を変えさせたこどもを見た瞬間、「本当にサンタがいた」ということに気づくのです。
サンタが街にやってくる。(2011)