2015-05-12[n年前へ]
■制服スカートがめくり上がる力は「ほぼ100〜150グラム重」で、風速でたとえると秒速10m弱…という法則を裏付ける実験経験
スカートがめくり上がるのに必要な力の大きさをを計ったことがある人は多くはないかもしれません。けれど、実際に計ってみると、およそ100〜200グラム重の力がかかると、スカートがめくれ上がってしまうという実験をしたことがあります(チェック柄の制服スカートをめくり上げる力は「ほぼ100〜150グラム重」という豆知識)。
また、送風機を動かしつつ、スカート周りにかかる力を測定する状況は少ない…と思われる人もいるかもしれませんが…実際には、そういう送風機とスカートがカップリングされた状況は結構多いものです(個人の印象・意見です)。実際に、そうした実験をしてみると、「風でめくれるスカート」の科学!「涼しく晴れた朝の地下鉄駅をドジっ娘が走る」とスカートは必ずめくれる!?の法則に書いたように、秒速6〜10mくらいで、スカートがめくれ上がり始めるという…当たり前の結果になります。
山奥の小学校でスカートと送風機を抱えていると、小学校の黒板に、風力と風の強さが図示されていました。制服スカートがめくり上がる「ほぼ100〜150グラム重」の力は、「砂ぼこりがたち、紙切れが舞い上がり、小枝が動く」程度と書いてあります。…さてさて、あなたの経験上は、その対応関係には違和感ありませんでしょうか?
2015-06-02[n年前へ]
■「風でスカートがめくれちゃう問題」を解いてみよう!?
風でスカートがめくれちゃう問題を解決するために、春過ぎの頃、制服スカートがめくり上がる力は「ほぼ100〜150グラム重」で、風速でたとえると秒速10m弱…という法則を裏付ける実験経験をしました。…こうした実験のための事前計算をしたことや・実験経験を振り返ると、スカート周りに吹く風に関しては、少なくとも地球上で一番把握している自信(もしくは経験)があると思います。「スカートめくれ」を防止するための技術コンサルティング、あるいは、意のままに「スカートを(風を操り)めくる」ための技術コンサル…いずれのものもサポートいたします(それは、まさに矛”ほこ”と盾”たて”と書き、矛盾と読む)。
2016-03-21[n年前へ]
■北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?
かつて、「人生で必要な科学は、全てスカートやブラジャーで学んだ!」などとホラを吹いたというか嘘をついたせいで、数ヶ月に一度くらい「スカートがめくれやすい場所や日時を教えて下さい」とTV番組の(しかもまだ企画中の)ディレクタさんからメールが届いたりします。…そんな時のFAQとして、今日は、日本が誇る電脳都市である秋葉原を例にして、その回答例を書いてみることにします。
単刀直入に回答例を書くと、この季節…まだ北風が吹く初春には秋葉原愛三ビル前交差点辺りが「スカート」がめくれやすいです。たとえば、株式会社ゼンリンが3Dゲーム・エンジンUNITY用に提供している「秋葉原3Dマップ」を3D形状でーたとして出力した上で、さらに流体計算ソルバOpenFOAMに読み込んで(右図はOpenFOAMに読み込む前に3DソフトBlenderで編集している作業画面です)、秋葉原に吹き付ける北風が「通りを歩く人たち」にどんな力を及ぼすかを計算してみたのが次の図です。
この計算結果例からわかるのは、北から吹く風が秋葉原UDXビルをを経て、秋葉原ダイビルと住友不動産秋葉原ビルの間、秋葉原ソフマップ本店と(交差点対面の)坂口伝熱秋葉原本店(愛三ビル)との間で(実景色の写真は下図になります)、不規則そうな強烈な渦を巻いていることです。
もちろん、こうした「風の動き」は「周りの建物配置」や「風向き」などに依存します。…というわけで、その「法則」は次回以降に詳しく書いてみることにします。(続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?)
2016-03-22[n年前へ]
■続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?
北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!? で行った秋葉原の街中に吹く風の流れを計算した結果を、同じ視点から・同じ構図で見たGoogle Earth(Google Map)の実写画像に重ね合わせてみました。実写風景に重ね合わせながら、コンピュータの中で計算された風の動きを眺めてみると、風の気持ちや心の動き…ならぬ流体の動きが一目瞭然に見えてきて、面白いものです。
そして、下記のような質問メールの状況における、「危険地帯」が見えてくるような気がします。
数ヶ月に一度くらい「スカートがめくれやすい場所や日時を教えて下さい」とTV番組の(しかもまだ企画中の)ディレクタさんからメールが届いたりします。…そんな時のFAQとして、今日は、日本が誇る電脳都市である秋葉原を例にして、その回答例を書いてみることにします。
北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?
こんなふうに、見慣れた街並みの日常風景に(秋葉原を見慣れてる…のは一般的ではないのかもしれませんが)、直接それを見ることはできないけれど・間接的にしかその存在を知ることができないようなものを、実際に眺めることができるようにしてみると、少し新鮮に感じます。
さまざまな現象をリアルタイムにセンシングして、その計測結果を使ってリアルタイム物理計算を行い、そのシミュレーション結果を実写に重ね合わせつつ表示してくれるVR/AR/MR的な電脳メガネは…あと何年くらい待てば手に入るのだろう?と考えたりします。
2016-04-11[n年前へ]
■ビル風が歩行者など人体に及ぼす影響(特に女性の髪とスカート限定)
昨年の今頃は、制服スカートがめくり上がる力は「ほぼ100〜150グラム重」で、風速でたとえると秒速10m弱…という法則を裏付ける実験経験をしていました(「風でスカートがめくれちゃう問題」を解いてみよう!?)。世の中で、もしもスカートをめくる風に関する「風速実験」「シミュレーション計算」「現象分析」の三題噺ならぬ三種競技があったなら…たぶん、日本で一番の経験(理解…とは違います)を持つ自信があります。…そんなことを考えながら、第56回オープンCAE勉強会@関東(流体など)に学び・遊び行くと、今野先生から「ビル風の基礎知識(風工学研究所)」に記載されている「歩行者に対する強風の影響とその評価尺度に関する研究」を教えてもらいました。
そこに書かれていたのは、「ビル風による弊害」の尺度を決めるための研究で、「傘の破損」や「転倒」といったよくありがちな問題に加えて、「女性の髪の乱れ」や「スカートの乱れ(多少乱れるとか、乱れるとか)」でした。さらに書けば、そこに書かれていたのは、秒速数mくらいの風が吹くと、女性のスカートが乱れる…という結果で、これまでの研究(計算&実験)を評価関数的にも裏付ける結果でした。
そうした実験をしてみると、「風でめくれるスカート」の科学!「涼しく晴れた朝の地下鉄駅をドジっ娘が走る」とスカートは必ずめくれる!?の法則に書いたように、秒速6〜10mくらいで、スカートがめくれ上がり始めるという…当たり前の結果になります。