2001-03-21[n年前へ]
■送籍
漱石を今日は考え事をしながら読んでいる。
「西洋人」の方ばかり向いて、尻馬にばかり乗って空騒ぎをしているようでははなはだ心元ない事だから… from 「私の個人主義」
もちろん、ここで私があえて書いた「西洋人」という言葉は単なる暗喩だ。きっと判る人には判るだろうから、こんな書き方をしてみる。あえていうなら、OEM商売ばかりすると馬鹿になる、というところか。
それで私は常からこう考えています。第一にあなたがたは自分の個性が発展できるような場所に尻を落ちつけべく、自分とぴたりと合った仕事を発見するまで邁進しなければ一生の不幸であると。しかし自分がそれだけの個性を尊重し得るように、社会から許されるならば、他人に対してもその個性を認めて、彼らの傾向を尊重するのが理の当然になって来るでしょう。それが必要でかつ正しい事としか私には見えません。
from 「私の個人主義」
2003-03-21[n年前へ]
■アメージングスクエアー
西千住アメージングスクエアーでインラインホッケーの試合。この写真は(私たちの)試合の合間に眺めていた、何処かのチームの試合のようす。とりあえず、一勝一敗。
それはともかく、アメージングスクエアーに着くまでが一苦労。東名横浜近くで事故渋滞で一時間半の渋滞やら、同乗のメンバーがパンツが無いというので首都高速を神田で降りてお茶の水へ行ったり…と、危うく間に合わないかと思ったのである。
2004-03-21[n年前へ]
■孔子がブログについて述べていた
「なんとなく論語を眺めていたら孔子がブログについて述べていた」という「孔子 on ブログ」ちなみに、
孔子のように世渡りがヘタな人がブログを書いていたら、規約をよく読まないで記事を書いて、著作権をホスティング会社に奪われてしまうでしょう。イエスのように、長老に反抗してタブーを恐れない人がブログを書いていたら、きっとサーバを押収されるような騒ぎを起こしていたでしょう。という「仏陀のブログ」も。
2005-03-21[n年前へ]
■Gutenberg, Xerox, PCs, and the Internet
「グーテンベルグ(印刷技術)は全ての人を読者に変えた。ゼロックス(コピー機)は全ての人を出版者に変えた。パーソナル・コンピュータは全ての人を作り手に変えようとしている。そして、インターネットは人を-コメントをつける人-にしてしまった」
Gutenberg made everyone a reader,Xerox made everyone a publisher.Marshall McLuhan
And, personal computers are making everyone an author.Stewart Brand
And, the Internet has made everyone a commentator. Christian Science Monitor; June 19, 1995
■ペットボトルロケットの軌道計算
Microsoft Excelでペットボトルロケットが水を噴出するときの推力やロケットの軌道を計算してみよう、という「ペットボトルロケットの軌道計算」 Water Rocket Computer Model Problemsなんかも面白いかも。
■物理学と音楽
物理学と音楽はとても密接した関係にある、というMusic Acoustics.
2006-03-21[n年前へ]
■「私の個人主義」「各種メディア」
from n年前へ.
「西洋人」の方ばかり向いて、尻馬にばかり乗って空騒ぎをしているようでははなはだ心元ない事だから…..
夏目漱石「私の個人主義」
「グーテンベルグ(印刷技術)は全ての人を読者に変えた」「ゼロックス(複写機)は全ての人を出版者に変えた」「PCは全ての人を作り手に変えようとしている」「そして、インターネットは人をコメンテーターにしてしまった」
■仕事仲間との「給料の比率」
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に仕事仲間との「給料の比率」を書きました。「(仕事をした結果としての)ギャラの分け前は、一体どんな感じだったら納得します?」という話です。
「半々でいいんじゃないでしょうか?たいていの場合は、下っ端エンジニアの方が”しきり役”より報酬って安いですから、ね」と私が言えば「いやいや、例えば、選手の方が監督より年俸は高いでしょう?それに、こちらの業界では、筆者の方がしきり役(編集者)よりギャラが安いということはありえないんです…」
■「物語」と「テクノロジー」
昨日分で、村上春樹と河合隼雄が「危険な物語」と言っているのは、「オウムの物語」ですね。
ただ、あの人たちの提示したイメージというか、物語は非常に稚拙なものですね。 ものすごく稚拙ですよ。それはなぜかというと… でもそれと同時に僕はこの事件に関して、やはり「稚拙なものの力」というものをひしひしと感じないわけにはいかないのです。 「人々は根本ではもっと稚拙な物語を求めていたのかもしれない」と言うところは、「稚拙」というより「素朴」と言った方がいいでしょうか。 私は「オウムの物語」の問題点は、素朴な物語に、現代のテクノロジーという、まったく異質のものを組み込んで物語を作ろうとしたことだと思っています。
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」
2008-03-21[n年前へ]
■「ちりとてちん」と「地獄八景亡者の戯れ」と「自己言及パラドクス」
NHKの朝の連続ドラマ「ちりとてちん」がもうすぐ終わる。エンディングに近づきつつある「ちりとてちん」では、冥土ツアーが語られる落語「地獄八景亡者の戯れ(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」を演じる音声が、画面の後ろに流れているシーンも多い。
もともとこの話は、その時その時の事件や世相流行などをとり入れて、言わばニュース性を持たせてやる演出で伝わってきたものです。
森下伸也の「逆説思考」~自分の「頭」をどう疑うか~(光文社新書)を読んでいると、冥土ツアーが語られる落語「地獄八景亡者の戯れ(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」における、自己言及的パラドックスが挙げられていた。
このはなしの一応の原典と見てよいものは江戸時代の小咄本にありますが、各地の民話にもあり、また欧州の民話にもあるそうで、…本当の原典は従ってよく判らないというのが答えと言えましょう。
森下伸也「逆説思考」で挙げられている「地獄八景亡者の戯れ」での自己言及的パラドックス一つは、三代目桂米朝のものであ り、もう一つは桂文珍のものである。ちなみに、桂米朝のものはこんな感じの「地獄八景」である。
冥土の歓楽街に、亡くなった過去の名人の名前が豪華に並んでいる。よく見ると、そこに「桂米朝」の名前もなぜかある。
「そないな名の亡くなった落語家いてへんやろ?」
「よう見て下さい。”近日来演”って張り紙してありまっせ」
「なるほど、本人はそれも知らんと落語でもしてるんですやろな」
桂米朝 「地獄八景亡者の戯れ」
もうひとつ挙げられている桂文珍のものは、閻魔の前で特技の落語として「地獄八景亡者の戯れ」を披露し始めると、その話の中でさらに、「地獄八景亡者の戯れ」が展開されて…というM.C.エッシャー描く版画のような、「地獄八景」である。
それにしても、ドラマ「ちりとてちん」は面白い。あと、一週間で終わってしまうのが残念だけれど、本当に旨く美味しい「半年間ほどの短編ドラマ」だと思う。一見長く見えるけれど、短いショート・ショートの連作のような、実はそれが繋がっている一つの短編小説のような、そんな素敵な作りだ。
その内に、これを十八番の持ちネタとして新しい「地獄八景」を作ってくれる人が出てくることでしょう。
何ヶ月かすると、このドラマのことも忘れてしまうかもしれない。けれど、何かの折に受ける印象・する選択に、どこかで影響を与えたりしてくれたら良いな、と思う。
2009-03-21[n年前へ]
■ノートPC用電子ペンを使ってみたい!?
「タブレットPCとデータ処理ソフトウェアの相性は最高」ですが、もちろん絵をかく作業との相性はさらに良いわけです。というわけで、以前、(Railsの腕試し用に)作った「ラクガキ→類似画像検索→画像合成」のWEBサービスをタブレットPCで操作してみたのが、下に張り付けた動画です。やはり、絵を描くようなイメージ的な作業には、マウスよりペン(タブレット)が似合うような気がします。
そういえば、ノートPCに手軽に取り付けて使用する電子ペン(何と9980円の!)なんていうのもありました。
ノートPCのディスプレイにUSB接続の専用受信機を取り付けると、専用ペンを使って液晶画面に書いた文字を認識し、ペンタブレットとして使用できる電子ペン。液晶ディスプレイは15.4型以下のサイズに対応する。専用ペンの解像度は600dpi。タブレットPCは敷居が高いと感じる人、あまりタブレットPCの必要は感じず、今すでにあるノートPCで十分という人たちも多いと思います。けれど、このノートPCに装着できる「電子ペン」くらいであれば、(何しろ9980円ですから)トライしてみるのも面白いかもしれません。
2010-03-21[n年前へ]
■「楽しいキャンパスライフ」と「文系と理系」
「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータ で、こう書きました。
この「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータで適当に遊んでみると、結構面白いようにも思います。しかし、こんな風に予想結果をグラフで実際に眺めてしまうと、「理系」を選びたくなくなる人が増えてしまうかも?なんて一瞬考えたりしますが、こんな結果に左右されたりはしないですよね、きっと。
安斎育郎・板倉聖宣・滝川洋二・山崎孝「理科離れの真相 (ASAHI NEWS SHOP) 」を読んでいると、こんな一節がありました。
先輩に、「大学で理系に入ったらレポートや実験ばかりで遊ぶ時間もないよ。就職しても給料が高いわけでないし、上にも上がれない。それに女の子にモテない」と忠告され、結局、経済学部に進んでしまいました。
そういえば、経済学者の森永卓郎先生から、こんな言葉を聞いたことがあります。
物理化学をやろうと思って、東大の理科Ⅱ類に入りました。ところが、毎日、ミミズやカエルの解剖といった実験を夜中までやらされるわけです。そんなとき、文科Ⅱ類の連中を見ると、彼女を連れて楽しいキャンパスライフを送っていました。「あっちのほうがいいな」と思って転部し、経済学へ足を踏み入れてしまったんです。当時、女の子とすごく付き合いたかったんですね。
「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータ の結果グラフとともにこれらの言葉を眺めると…何だか「なるほど説得力があるなぁ」と思わされますね。
2011-03-21[n年前へ]
■「一癖も二癖もある賃貸物件」には「夢」がある?
横浜近くの東神奈川駅からから徒歩7分の運河沿い、82.8平米で家賃が一月9万7000円。浅草駅から徒歩8分、水光熱費・インターネット代込みで一月6万8千円…ただし面積は4.55 平米の不思議の国。そんな個性溢れる家や部屋を取り扱っているのが、東京R不動産です。一癖も二癖もある物件ばかりですが、不思議に「楽しそうな夢」を感じてしまいます。
東京MXテレビで月曜午後17時、「5時に夢中!」の中で観ることができる「東京大低宅」もそんな物件を知ることができる情報番組です。黒船的に、東京の奇妙奇天烈な物件を眺めてみれば、「どんな状況下に置かれても、人は快適な生活は送れる」という無限の可能性をまさに実感することができます。
不況とは裏腹に、今なお高騰し続ける、マンション、アパートの家賃。しかし、いくら家賃が安かろうとも、非常に住み心地のよい物件が、都内には数多く点在している。情緒溢れる隠れたロープライスの良好物件……通称“大底宅”。
「住めば都」「下を向いて住もう」をキャッチフレーズに、どんな状況下に置かれても、人は快適な生活は送れることを啓蒙する、“不況脱出社会派考察住宅探訪コーナー”です!!!
以前、とても気になっていた賃貸物件がありました。それは、(東京駅まで1kmもない)神田駅からわずか徒歩1分で、木造2階建小料理屋造作付きで家賃5万4千円/月という物件でした。1階が5平方メートルで2階が4.9平方メートル、トータル3坪のガード下飲み屋街にある賃貸物件です。知る人ぞ知る今川小路の中にある飲み屋を、一月わずか5万4千円で借りることができるのです。
異論がある人が(たぶんとても)多いかもしれませんが、「一癖も二癖もある賃貸物件」に「夢」を感じる男性は多いのではないでしょうか。奇妙奇天烈な物件だからこそ、男のロマンを感じる人はきっと多いと思うのです(男のロマンはアンバランスです)。
歴史を感じさせる・自然を感じさせる…けれどリーズナブルなお値段の賃貸物件は、意外に多くあります。…人生の中のある期間、あなたは、そういう場所で暮らしてみたいとは思いませんか?
2012-03-21[n年前へ]
■女性が知らない「男子トイレ風景」
昼時、都会のラーメン・牛丼屋に入ると、ネクタイを背中に回し、美味しそうに丼(どんぶり)を食べてるスーツマンが多いような気がします。牛丼や親子丼(なか卯がとくに美味しそう)やラーメン(もちろん最高峰は天下一品)を食べている人が多いような気がします。
そんな場では、ネクタイを首から(背中に向けて)後ろに回した人を多くみかけます。ネクタイが丼に入ってしまうことを避けるために、ネクタイをシュッと背中に回している人が多いものです。
…そんな定番の風景の話をしている時、こんな風景も思い出しました。
それと良く似た風景を、男子トイレで見かけませんか?男子トイレで見かける(ような気がする)こんな風景・記憶は(果たして)合ってるのでしょうか。それとも、間違ってるのでしょうか…?
男子トイレで、ネクタイしつつ小便する時、ネクタイを(被害が及ばないように)首の後ろに回す人多いですよね!
食べるにも、小便するにも、やっぱりネクタイって何だか長過ぎじゃないですかっ?
…これって、結構「女性が知らない男子トイレ風景」じゃないですか!?
2016-03-21[n年前へ]
■北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?
かつて、「人生で必要な科学は、全てスカートやブラジャーで学んだ!」などとホラを吹いたというか嘘をついたせいで、数ヶ月に一度くらい「スカートがめくれやすい場所や日時を教えて下さい」とTV番組の(しかもまだ企画中の)ディレクタさんからメールが届いたりします。…そんな時のFAQとして、今日は、日本が誇る電脳都市である秋葉原を例にして、その回答例を書いてみることにします。
単刀直入に回答例を書くと、この季節…まだ北風が吹く初春には秋葉原愛三ビル前交差点辺りが「スカート」がめくれやすいです。たとえば、株式会社ゼンリンが3Dゲーム・エンジンUNITY用に提供している「秋葉原3Dマップ」を3D形状でーたとして出力した上で、さらに流体計算ソルバOpenFOAMに読み込んで(右図はOpenFOAMに読み込む前に3DソフトBlenderで編集している作業画面です)、秋葉原に吹き付ける北風が「通りを歩く人たち」にどんな力を及ぼすかを計算してみたのが次の図です。
この計算結果例からわかるのは、北から吹く風が秋葉原UDXビルをを経て、秋葉原ダイビルと住友不動産秋葉原ビルの間、秋葉原ソフマップ本店と(交差点対面の)坂口伝熱秋葉原本店(愛三ビル)との間で(実景色の写真は下図になります)、不規則そうな強烈な渦を巻いていることです。
もちろん、こうした「風の動き」は「周りの建物配置」や「風向き」などに依存します。…というわけで、その「法則」は次回以降に詳しく書いてみることにします。(続:北風が吹く初春には、秋葉原愛三ビル前交差点辺りがスカートがめくれやすい危険地帯です!?)