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2012-09-13[n年前へ]

バストとカップサイズからグリグリ・マルマルな立体3Dを眺めてみよう!? 

 「Cカップのバストなんて実在するわけがない!」ことの数学的証明で、『(おっぱいというか)ブラジャーのカップサイズ=トップバストとアンダーバストの差というものは、少し変数変換すると、それすなわち「円弧と弦の長さの差分を求めよ」という問題に置き換えることができる』といったことを考えてみました。

 「ブラのカップサイズ」イコール「円弧と弦の長さの差分」としてみると、(たとえば)スリーサイズのバスト=トップバストのcmとカップサイズから、バスト形状を求めることができます。…というわけで、トップバストサイズとカップサイズからグリグリ・マルマルな立体3Dな(けれど実に素朴な)オッパイモデルを眺めてみると、それはつまり「こんな感じ」です。

 こうして眺めてみると(トップバスト)76のAAAカップという存在は、超巨大な物体に見えてきます。…段ボールと(東急ハンズで買った)発砲スチロールボールで、いつか、1/1スケール模型(つまりは実寸)でも作ってみることにしましょうか。

2012-09-17[n年前へ]

(ブラジャー)カップサイズのパラドックスを解き明かせ! 

 ブラジャー・カップサイズのミステリー、あるいはいわゆるひとつのパラドックスに「カップサイズとおっぱいの重さの謎」があります。カップサイズが「(アンダーバストとトップバストの差という)長さ」で決まり、おっぱいの重さ=体積が長さの3乗の次元を持つということから、カップサイズ=アンダーバストとトップバストの差長からおっぱいの重さを求めようとすると、カップサイズが大きくなるにしたがって、おっぱいの重さが信じられないほど重く算出されてしまう…という「オッパイの(ディメンジョンに関する)パラドックス」です。

 International Journal of Clothing Science and Technologyの挿入図(下図)を眺め、「やはり、そうだったか!」と思いました。この図は、横軸にカップサイズがとられ、縦軸におっぱいの体積(≒重さ)をとり、胸囲違いの「カップサイズ v.s. おっぱい体積」が示されています。この図を見て気づくことは、「カップサイズとおっぱい体積は3次式の関係になっていないどころか、(Cカップより大きいあたりでは)ほとんど線形の対応となっている!」ということです。

 つまり、「カップサイズとおっぱい体積は(3乗の関係でなく)ほぼ比例する」ということが、この図を見るとわかるわけです。

 ブラのカップを算出のためにトップバスト長を計るには「90度の角度で、お辞儀をするスタイル」で計ります(参考:バストの測り方の「定義」と「実態」)。「(ブラジャー)カップサイズ」のパラドックスの謎を解く鍵は、この90度の角度でお辞儀をするスタイルをとっている時のおっぱい変形にあるのかもしれません。

 たとえば、90度の角度でお辞儀をするスタイルをとっている時は、おっぱい形状が「(底面積がほぼ変わらない)円柱状」になっていると考えたくなります。物体の自然な変形特性を考えれば、下を向いた時、何にも拘束されないおっぱいは垂乳根の母のごとく「下に向かってただ伸びる」ということも自然に起きそうです。

 そう考えれば、つまり下を向いたおっぱい形状は「(底面積がほぼ変わらない)円柱状」になっていると考えれば、円柱の体積=底面積×高さですから、「おっぱいの体積は(カップサイズという)長さに単純に比例する関係となる」ということになります。つまり、「オッパイの(ディメンジョンに関する)パラドックス」が消え去ることになるわけです。

 ブラジャーのカップサイズという、それほど難しそうに見えないことであっても、少し眺め・考えてみると、実に奥深い問題がたくさん隠れていそうです。

「(ブラジャー)カップサイズ」のパラドクス






2012-09-18[n年前へ]

続 (ブラジャー)カップサイズのパラドックスを解き明かせ! - ブラの幾何学 型紙 編 

 「アンダーバストとトップバストの差という長さで定まるカップサイズを基準にすると、おっぱいの重さ=体積はその3乗になっていまうのではないか、つまりは、(カップサイズが大きくなるにしたがって)おっぱいの重さは信じられないほど重く算出されてしまうのではないか…というオッパイの(ディメンジョンに関する)パラドックス 」と解き明かすために(参考:(ブラジャー)カップサイズのパラドックスを解き明かせ!)、裁縫教室で、ブラジャーの「カップ」の作り方(ブラの型紙)を眺めてみました。もちろん、そのココロは「きっとブラジャーのカップが大きくなる度合いは、1/3乗の比例するような具合だろう」という想像と期待を込め、調べてみたのです。

 下の図は、アンダーバスト長違いにおける、カップサイズ(アンダーバスト長とトップバスト長の差 cm)とカップ径 cmの関係を示した結果です。なんと、このブラジャー型紙データは、アンダーバスト長とトップバスト長の差 cmとカップ径 cmは見事に1次の比例関係になっています。…つまり、カップサイズの3乗でおっぱいの体積・重さが増大してしまう、ということになります。

 一体全体、おっぱいの大きさ(体積)・重さは、カップサイズに比例するのか・しないのか…一体何乗に比例するのか・しないのか…オッパイの(ディメンジョンに関する)パラドックスは、一朝一夕で解ける問題ではなかったようです。

「ブラの幾何学」 型紙 編 








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